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2024年10月24日

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地域経済と雇用創出を支援するさぬき市の企業立地助成金制度、投下固定資産額に応じた最大10%の補助

令和6年 さぬき市 企業立地助成金

香川県さぬき市では、「さぬき市企業立地促進条例」に基づく企業立地助成金制度を運用しており、これにより、工場や商業施設などの新設や増設を計画する企業に対して、投下固定資産額や新規雇用に応じた助成が提供されています。この制度は、地域の経済活性化と雇用機会の拡大を目的としており、特定の条件を満たす企業が対象となります。

まず、工場の新設や増設に関しては、製造業を営む企業が対象で、投下固定資産額が1,000万円以上かつ新規常用雇用者が2名以上(さぬき市内在住)であることが条件です。投下固定資産額に基づく助成金は、1億円未満の場合は5%、1億円以上5億円未満の場合は7.5%、5億円以上の場合は10%が支給されます。なお、市有地取得時は、土地代も助成対象に含まれます。さらに、新規雇用に基づく助成として、最初の10名までの新規雇用者に対して1人当たり30万円が支給され、11名以降は1人当たり15万円が追加で支給されます。助成金の限度額は、土地を含まない場合で1億円、市有地取得の場合は2億円です。

次に、運輸施設(道路貨物運送業や倉庫業、こん包業など)は、投下固定資産額が1億円以上かつ新規常用雇用者が5人以上(市内在住)であることが要件です。また、卸売施設(各種商品卸売業、繊維・衣服等卸売業、飲食料卸売業など)や小売施設(百貨店、総合スーパーなど)も同様の条件が求められ、店舗面積が2,000平方メートル以上であることが追加の要件となっています。

試験研究施設においては、産業技術開発や研究を目的とする施設が対象で、投下固定資産額1億円以上、新規常用雇用者5人以上が条件となります。情報処理関連施設については、コールセンター以外の施設は5人以上の新規雇用者が必要で、コールセンターに限っては25人以上の新規雇用者が必要です。これに基づき、3年間にわたって投下固定資産額の5%、および新規常用雇用者1人当たり10万円、新規短時間労働者1人当たり5万円が支給されます。限度額は1億円、市有地取得の場合は2億円です。

さらに、観光施設(遊園地、美術館、動物園、博物館、水族館、宿泊施設など)も助成対象で、投下固定資産額1億円以上、新規常用雇用者5人以上が求められます。投下固定資産額に基づく助成金は、工場と同様に、1億円未満の場合は5%、1億円以上5億円未満の場合は7.5%、5億円以上の場合は10%が支給されます。新規雇用に基づく助成では、最初の10名までが1人当たり30万円、11名以降は1人当たり15万円の支給が行われます。

その他、地域経済の振興や雇用機会の拡大に資する施設についても、投下固定資産額が1億円以上、新規常用雇用者が5人以上(市内在住)であることが条件となっており、企業立地促進のための助成が提供されています。

これらの助成制度は、地域に新たな雇用を創出し、さぬき市の経済を活性化させるための重要な施策です。各企業は条件を確認し、さぬき市での事業展開を検討する際に、この助成制度を活用することが推奨されます。詳細については、市のパンフレットや香川県の優遇制度を参考にしてください。

⇒ 詳しくはさぬき市のWEBサイトへ