2024年12月4日
労務・人事ニュース
地域資源を活用した持続可能な発展を目指す!農山漁村における地域活性化の成功事例とその影響とは?
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」 第11回選定の結果を公表しました!(農水省)
令和6年11月25日、農林水産省と内閣官房は「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」第11回選定結果を公表しました。この取り組みは、地域資源を活用して地域の活性化や所得向上を目指す優良事例を全国から選び出し、広く発信するものです。本年の選定では、特に優れた活動を行った30地区が選ばれ、その中からグランプリおよび優秀賞が決定しました。
選定結果は、林内閣官房長官が出席した総理大臣官邸での有識者懇談会において発表されました。今回のグランプリには、北海道幌加内町の幌加内高等学校が選ばれました。同校は「そばを通して地域とつながり、世界へ羽ばたく」というテーマで活動を展開しており、地元産業と教育を結びつけた取り組みが高く評価されました。
また、優秀賞には以下の団体やプロジェクトが選出されました。ビジネス・イノベーション部門では、北海道北見市の株式会社エース・クリーンが取り組む「木から牛のエサを作るみらいプロジェクト」と、積丹町の「ブルーカーボン創出プロジェクト」が選ばれました。一方、コミュニティ・地産地消部門では、青森県弘前市の「ひろさき援農プロジェクト」と群馬県立尾瀬高等学校の「自然と共生できる人づくり」が評価されました。個人部門では、島根県西ノ島町の中上光氏が「隠岐のいわがき」に関する活動で優秀賞を受賞しました。
この選定事業では、農山漁村の多様な取り組みを評価することで、地域の課題解決や魅力発信を促進しています。例えば、ビジネス・イノベーション部門の受賞者は、地域の資源を活用した新たなビジネスモデルの構築や持続可能な発展への貢献が評価されています。一方、コミュニティ・地産地消部門では、地域住民との協力による持続的な地元産業の振興や、地元に根ざした活動が重視されています。
12月17日には、三田共用会議所にて選定証授与式が行われる予定です。また、選定地区間の交流やさらなる情報共有を目的に、後日総理大臣官邸で交流会が開催されます。
この「ディスカバー農山漁村の宝」プロジェクトは、農山漁村の可能性を発掘し、多くの地域に成功事例を広める重要な役割を果たしています。地域資源の活用や課題解決の新たな方法を模索するこれらの事例は、今後の地方創生のモデルケースとなることでしょう。興味のある方はぜひ関連情報をチェックしてください。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ