2024年9月11日
労務・人事ニュース
基山町、農業者支援の新たな一手!有害鳥獣対策としてワイヤーメッシュ柵や捕獲班設置に最大5万円の補助金を提供
令和6年 基山町鳥獣被害防止対策補助金
基山町では、農業者が直面する有害鳥獣による被害を防ぐため、新たな補助金制度が導入されました。特にイノシシやアライグマ、カラスなどが農作物に与える被害が深刻化しており、農業者の高齢化や担い手不足が進行する中で、この問題はますます深刻な課題となっています。このままでは農業者の負担が増大し、農業への意欲が低下することで離農者が増え、耕作放棄地が増加する懸念があるため、町は3つの支援メニューを用意し、鳥獣被害防止対策を強化しました。
まず、ワイヤーメッシュ柵や電気柵の設置支援です。国や県の補助事業に該当しない地域に対して、ワイヤーメッシュ柵や電気柵の新規設置や既存柵の破損に対する応急整備が対象となります。基山町内に住所を持つ農業者や団体が補助の対象で、補助率は対象経費の2分の1以内、上限は5万円です。申請には、設置計画書や経費見積書などが必要となります。
次に、有害鳥獣を捕獲するための捕獲班設置事業です。この事業では、狩猟免許を持つ者と地域住民が協力して有害鳥獣を捕獲する組織(集落)に対して支援が行われます。捕獲班の設置には、佐賀県の補助事業の交付決定を受けることが条件で、補助金額は1班当たり10万円です。捕獲班設置に必要な箱わなや保険料、狩猟免許取得に必要な講習会の受講費用などが補助対象経費となります。
最後に、狩猟免許取得を新たに目指す方への支援です。基山町に住む方が新たに狩猟免許を取得した場合、その費用の一部を補助します。補助率は対象経費の2分の1以内で、上限は8千円です。狩猟免許試験の手数料や狩猟税、ハンター保険などが対象となり、免許取得から1年以内の申請が必要です。
これらの補助金は、いずれも予算額に達し次第終了となるため、関心のある方は早めの申請が推奨されます。詳しい情報や申請に関する相談は、基山町役場産業振興課農林業振興係までお問い合わせください。
⇒ 詳しくは基山町のWEBサイトへ