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2024年1月30日

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増加する救急・救助需要 – 消防庁が明かす令和5年度の統計

「令和5年版 救急・救助の現況」の公表(総務省)

日本全国で行われた救急および救助活動の詳細な概要が、令和6年1月26日に消防庁から発表されました。この報告によると、令和5年度中の救急出動件数は前年比16.7%増の約723万件、搬送された人数も13.2%増の約622万人に上りました。特に、救急車による出動が大半を占め、ほぼ同じ割合で増加しています。また、現場に到着するまでの平均時間は10.3分、病院への搬送にかかる平均時間は47.2分と、いずれも前年より時間が長くなっています。

救助活動に関しても、全国での活動件数は前年比7.8%増の約6.8万件、救助された人数は4.7%増の約6.3万人となりました。救急・救助活動の増加は、社会の高齢化や自然災害の増加など、様々な要因が考えられます。

さらに、消防防災ヘリコプターの活用についても触れられており、救急出動や救助活動、火災鎮火、情報収集など多岐に渡る任務で大きな役割を果たしています。令和5年11月1日時点で全国に77機が配備されており、令和5年度中の出動件数は5,483件でした。

このように、日本の救急・救助活動は年々その重要性を増しており、高度な専門性と迅速な対応が求められています。報告書では、現場での活躍や技術の進展、将来に向けた課題なども詳細に記されており、これらの活動がいかに社会に不可欠であるかが強調されています。

⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ