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2025年1月20日

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夏至の夜空で輝く惑星たちを楽しもう!2025年6月の東京の星空観察ガイド

東京の星空・カレンダー・惑星(2025年6月)(国立天文台)

2025年6月の東京の星空は、季節の移り変わりを楽しむ絶好の機会となります。この時期は、21日の夏至を迎え、1年の中で最も昼間が長く夜が短い日となります。また、6月の終わり頃は日没の時間が遅くなるため、夜空が完全に暗くなるまで少し待つ必要があります。しかし、その分だけ観察できる星々や惑星の輝きが一層美しく映えます。

夜空が暗くなり始める頃、西の空に目を向けると、赤みを帯びた火星がひときわ目を引きます。火星はしし座をゆっくりと東へ移動しながら輝いており、その明るさは1.2等から1.5等とやや控えめですが、見つけやすい天体です。また、春の星座が西に傾いていく一方で、東の空には夏の星座がその姿を現します。これらの星座の変化は、夜空全体を通して季節の移り変わりを感じさせてくれるでしょう。

夜半になると、東の空から土星が昇り始めます。土星はうお座を背景に移動しており、その明るさは1.1等から1.0等と観察しやすい輝きを放っています。土星の環やその独特の色合いは、天体望遠鏡を使うことでより詳細に楽しむことができるため、この機会に土星観察を試してみるのもおすすめです。そして未明には、金星が東の空で圧倒的な明るさを誇りながら輝きます。金星は6月1日に西方最大離角を迎え、この期間中はマイナス4.4等からマイナス4.2等と非常に明るいため、どんな場所からでもその輝きを容易に見つけることができるでしょう。

月の動きにも注目する価値があります。11日には満月が訪れ、その際には月光が夜空全体を照らすため、暗い星を見るのは難しいかもしれません。しかし、満月の迫力ある姿は、それ自体が観察の対象となります。また、19日には下弦の月、25日には新月があり、特に新月の夜は月明かりに邪魔されることなく、星々や天の川を楽しむのに最適な条件となります。この日は木星が太陽と重なる「合」の時期となり、観察は難しいものの、日の出前には再び北東の低空でその姿を現すでしょう。

水星については、18日以降に日の入り後の北西の空で高度を上げ、観察しやすくなります。その明るさはマイナス0.4等から0.3等へと変化し、小さな光点として空に輝きます。これらの惑星たちはそれぞれの軌道で動き続け、夜空に変化と興奮をもたらします。

2025年6月の東京の星空は、春から夏への移行を感じさせる壮大な天体ショーが広がります。春の星座の消えゆく姿や、夏の星座の到来を眺めながら、心をリフレッシュさせてみてはいかがでしょうか。忙しい日々の中で、少しだけ時間を取って夜空を見上げてみると、宇宙の広がりを感じられる素晴らしいひとときが訪れることでしょう。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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