2024年4月15日
労務・人事ニュース
大分県発!男性育児休暇の取得を支援する助成金制度とその申請要件
令和6年 大分県 大分県男性の育児休業取得促進助成金
大分県では、男性が積極的に育児休暇を取得することを促進し、仕事と家庭の両立をサポートするための助成金制度を設けています。
これは、男性も育児に積極的に関わることで、より働きやすい職場環境を作り、家庭生活とのバランスを取ることを目的としています。企業がこの制度を利用するには、大分県の「おおいた子育て応援団」の認証を受けている必要があります。認証取得には2~3週間かかりますので、計画的に進めることが大切です。
対象となるのは、大分県内に事業所を持ち、育児休業制度を設け、労働基準法などの法令を遵守している事業所です。また、「おおいたイクボス宣言」に賛同し、育児休業を取得した男性従業員がいることが条件です。
助成金は、男性従業員が子が1歳になるまでの間に5日以上連続して育児休業を取得した場合に支給されます。その上で、休業経験を社内で共有し、育休取得を推進する活動を実施することが求められます。
助成金の交付額は、第一子で最大5万円、それ以降の子には追加で3万円が支給されます。さらに、複数の従業員が対象となる場合も考慮されます。申請には、育児休業の取得状況を示す書類や、実施した取り組みに関する報告書などが必要です。
申請期限は、育児休業から復帰した日によって異なります。例えば、令和7年2月1日までに復帰する場合、申請期限は復帰後2ヶ月以内です。令和7年2月2日以降に復帰する場合は、令和7年3月31日までに申請する必要があります。
申請方法は、電子申請、郵送、直接持参のいずれかです。電子申請の場合は、GrafferアカウントやGoogleアカウント、LINEでのログインが可能です。申請内容に変更がある場合や、申請を取り下げる必要が生じた場合も、同様の方法で手続きを行うことができます。
この助成金制度を活用することで、企業は男性従業員に育児休暇を取得させやすくなり、職場での育児参加を推進する文化を作ることができます。大分県に事業所を持つ企業であれば、このチャンスを活用して、男性の育児休暇取得を支援し、ワークライフバランスの実現を目指すことが推奨されます。
⇒ 詳しくは大分県のWEBサイトへ