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2024年6月27日

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姫路商工会議所調査:女性従業員30%未満が全体の53.6%、管理職に占める女性10%未満が64.5%

女性活躍推進にかかる調査を実施(姫路商工会議所)

2024年6月11日、姫路商工会議所が2023年度第4四半期の景気動向調査と併せて実施した「女性活躍推進に関する調査」の結果が発表されました。この調査は、兵庫県にある姫路商工会議所が行ったもので、対象企業数は4,517社、そのうち回答した企業は1,154社で回答率は25.5%でした。

調査結果によると、パートを含む全従業員に占める女性の割合については、全体の53.6%の企業が30%未満であると回答しており、30%以上と回答した企業の43.9%を約10ポイント上回る結果となりました。業種別では、建設業において76.9%の企業が女性従業員の割合を30%未満と回答している一方、小売業では42.1%の企業が30%未満と回答しており、業種によって大きな差が見られました。

次に、管理職に占める女性の割合については、10%未満と回答した企業が全体の64.5%と、10%以上の27.7%を大きく上回る結果となりました。特に、小売業では50%以上の管理職が女性であると回答した企業が17.2%で最も多く、調査対象の5業種(建設業、製造業、卸売業、小売業、サービス業)のうち、40%以上の企業が「女性管理職はいない」と回答しました。

さらに、女性活躍のために実施している取り組みとしては「就業時間の柔軟化」が全業種平均で37.7%と最も多く挙げられました。業種別では、卸売業において「育児・介護休業の奨励」を挙げた企業の割合が高かったです。

この調査結果は、女性が企業内でどのように活躍しているか、またそのために企業がどのような取り組みを行っているかを示しています。特に、業種による差が大きく、今後の女性活躍推進のための方策を考える上で重要な指標となるでしょう。

⇒ 詳しくは日本商工会議所のWEBサイトへ