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2024年11月7日

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宇治市の農作物盗難対策に20万円補助!カメラ設置で安全確保

令和6年 宇治市 農作物盗難防止に対するカメラ設置に向けた補助事業

宇治市における農作物の盗難防止対策として、農業従事者に対するカメラ設置に関する補助事業が進められています。この取り組みは、農業従事者が安全に農作業を行うために、犯罪予防の一環としてカメラ設置を支援することを目的としています。宇治市では農産物の盗難が増加しており、その対策として防犯カメラの設置が重要視されています。この事業の対象となるのは、宇治市内に住所を有する農業従事者や法人であり、かつ市内の圃場(ほじょう)で農産物を生産している者です。圃場とは、農作物を栽培するための土地のことを指し、これが市内に存在することが必須条件となります。

この補助事業において、カメラ設置にかかる経費が補助の対象とされており、特に盗難犯を逮捕することを目的とした防犯カメラの設置が補助の主眼となっています。具体的には、録画機能を備えたカメラが必要であり、録画機能のないダミーカメラやセンサーライトの設置費用は補助対象外とされています。防犯カメラの設置は、固定型の防犯カメラやトレイルカメラが対象となり、それぞれの設置にかかる費用が補助される形です。

固定型防犯カメラの設置にかかる費用については、電源を引くための工事費用は対象外とされているため、設置に際してはこの点に留意する必要があります。一方、トレイルカメラの設置にかかる費用については、消耗品であるワイヤーや乾電池、SDカードといったものも、カメラ購入と同時申請する場合に限り、初期費用として補助対象に含まれます。ただし、乾電池やSDカードの交換用として追加購入するものや、充電式電池(エネループなど)は補助対象外とされています。

この補助事業の補助率は、対象経費の半分以内と定められており、予算がなくなり次第、事業は終了となります。補助金額の上限は20万円であり、1台あたり10万円までの補助が可能です。設置するカメラは2台まで補助対象となり、固定型防犯カメラとトレイルカメラの組み合わせも可能です。ただし、その場合でも合計の補助額は20万円が上限となります。

農業従事者にとって、農作物の盗難は深刻な問題です。特に、農産物は一度盗まれると収益に大きな打撃を与えるため、早急な対策が求められます。農地は広範囲にわたるため、すべてのエリアを目視で監視することは困難です。そのため、カメラを設置することで、常時監視が可能となり、犯行を未然に防ぐことが期待されています。また、防犯カメラの映像は、盗難が発生した際に証拠として利用できるため、犯人の特定や逮捕に役立つことも大きな利点です。

宇治市では、農業を営む者が安心して生産活動を続けられるよう、この補助事業を通じて防犯体制の強化を図っています。農業従事者にとって、カメラ設置の費用負担は決して小さなものではありませんが、この補助金を活用することで、経済的な負担を軽減しつつ、犯罪の抑止効果を高めることが可能となります。特に、高価な農産物を生産している農家にとっては、防犯対策の強化が急務となっている状況です。

また、カメラの設置位置や種類については、個々の圃場の状況に応じた最適な設置が求められます。広い農地では複数のカメラを設置する必要がある場合もあるため、どの場所にどのようなカメラを設置するかを慎重に検討する必要があります。トレイルカメラは、比較的安価で設置が簡単なため、小規模な圃場や一時的な設置が必要な場合に適しています。一方、固定型防犯カメラは、電源を必要とすることから設置コストは高くなりますが、長期間にわたり監視を行うことができ、より安定した映像記録が可能です。

この補助事業は、農業従事者が自らの財産を守るための一助となり、農業の持続可能な発展に寄与することを目指しています。農業従事者にとって、盗難対策は自衛の一環であり、地域社会全体で防犯意識を高めることが重要です。特に、地元の農産物は地域経済に大きく貢献しており、その保護が必要不可欠です。この補助事業を活用して、防犯カメラの設置を進めることで、地域全体の防犯意識向上にもつながることが期待されます。

この事業に興味を持つ農業従事者や関係者は、宇治市役所産業観光部農林茶業課にて詳細な問い合わせが可能です。また、申請にあたっては、必要な書類や手続きに関する情報も提供されており、事業の円滑な運営が図られています。申請期限や詳細な条件については、早めの確認が推奨されます。

⇒ 詳しくは宇治市のWEBサイトへ

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