2024年5月10日
労務・人事ニュース
宇部市が打ち出す未来志向の産業支援 成長産業の創出・育成に特化した補助制度
令和6年 宇部市 「成長産業の創出・育成に向けた補助制度」の補助事業者を募集
宇部市は、地域の産業力を更に強化し、未来の成長産業を育成する目的で、新たな補助制度「成長産業の創出・育成プロジェクト」を立ち上げました。この取り組みは、産学公の連携を核とする宇部市成長産業推進協議会を通じて展開され、医療や健康、環境、エネルギー、宇宙利用技術、デジタルトランスフォーメーション(DX)、バイオテクノロジーなど、様々な次世代技術分野の企業を支援します。
補助制度は、事業化前のアイデア段階から具体的な製品開発までをサポートし、事業の各フェーズごとにカスタマイズされた援助を提供します。具体的には、創業の初期段階から研究開発、実証実験まで、段階に応じた補助金が用意されています。
特に注目されるのは、「宇部市スタートアップ支援補助金」で、これは国内でも随一の支援内容を誇り、新規企業や大学発ベンチャーのスムーズな立ち上がりを促進します。補助率は最大で2/3、支援上限は900万円に設定されており、人件費や設備投資、事業費などが対象です。
このプログラムの申請期間は、2024年5月17日までとされていますが、研究開発シーズの募集は年間を通じて行われる予定です。また、山口県と連携したイノベーション支援も提供され、県の補助金を受けた企業が宇部市の追加支援を受けることができます。
実証段階では、「宇部市パイロットプロジェクト支援補助金」が用意されており、先端技術を利用した新製品の開発に挑む中小企業を支援します。この補助金もまた、製作に必要な費用の2/3をカバーし、最大100万円が支給されます。
宇部市では、これらの支援を通じて、新しいビジネスの創出と地域産業の活性化を図り、未来技術の中核を担う企業の育成に注力しています。補助制度に関する詳細は、宇部市成長産業推進協議会のウェブサイトで確認できます。興味のある企業や個人は、成長産業創出課に直接問い合わせることで、具体的な支援内容や応募方法についての情報を得ることが可能です。
この補助制度により、宇部市は次世代技術の推進と地域経済の発展に貢献することを目指しています。興味がある方は、ぜひこの機会に申請を検討してみてください。
⇒ 詳しくは宇部市のWEBサイトへ