2024年7月26日
労務・人事ニュース
宗像市発表:介護人材確保に30万円、定着に30万円の新補助金制度、2024年度内に申請を
令和6年度宗像市介護人材確保・定着事業補助金
宗像市が介護人材の確保と定着を促進する新たな取り組みを開始しました。この施策は、市内の介護サービス事業所や施設を運営する法人を対象に、最大60万円の補助金を交付するというものです。
補助金は「介護人材確保事業」と「介護人材定着事業」の2種類があり、それぞれ上限30万円まで申請可能です。人材確保事業では、新規採用に向けた広告宣伝費や就職説明会の開催費用などが対象となります。一方、人材定着事業では、職員の資質向上のための研修受講料や講師派遣費用が補助の対象です。
申請期間は2024年12月27日までとなっていますが、予算に限りがあるため先着順での受付となります。補助対象となる期間は2024年4月1日から2025年3月31日までです。ただし、実績報告の締め切りは2025年3月31日までとなっているため、事業完了と経費支払いを含めてこの日程内に収める必要があります。
補助金を受けるための条件として、市内で介護保険法に基づくサービスを提供していること、2024年4月1日以降に介護サービス事業の実績があること、市税の滞納がないこと、暴力団関係者でないことなどが挙げられています。
申請にあたっては、交付申請書や事業計画書、収支予算書などの書類が必要です。また、市税の滞納がないことを証明する書類や、事業概要を確認できる資料、補助対象経費の見積書なども提出が求められます。
注意点として、申請日以降の事業が対象となり、原則として契約等は交付決定日以降に行うことが求められます。また、国や県など他の補助金と重複して受けることはできません。さらに、申請総額が予算を超える場合は、申請順に交付が決定されます。
事業完了後は実績報告書や収支報告書、支払いを証明する書類、事業の実施内容が確認できる資料などの提出が必要です。補助金の交付が決定した後に計画を変更する場合は、事前に変更申請が必要となります。
この補助金制度は、宗像市の介護サービスの質の向上と安定的な提供を目指すものです。介護人材の確保と定着に悩む事業者にとって、有効な支援策となることが期待されています。詳細については宗像市介護保険課審査指導係に問い合わせることができます。
⇒ 詳しくは宗像市のWEBサイトへ