2024年12月24日
労務・人事ニュース
宮城県 令和7年3月卒業予定者の就職内定率65.3%、過去最高の成果を記録した宮城県内の求人・求職状況とは?(令和6年9月末現在)
令和7年3月新規高等学校卒業予定者の求人・求職・就職(内定)状況(令和6年9月末現在)
宮城労働局が令和7年3月に卒業予定の高校生を対象とした求人・求職および就職(内定)状況を発表しました。このデータは令和6年9月末時点のもので、複数の指標で過去最高を記録する結果となりました。
まず、県内のハローワークで受け付けた求人数は10,712人と、前年同月比で1.4%増加しました。一方で、求職者数は2,646人で、前年同月比3.8%減少しています。求職者の減少に反して、就職が内定した人数は1,729人で前年同月比2.6%増加し、就職内定率は65.3%に達しました。この内定率は昭和63年卒業者以降、9月末時点としては過去最高の数値です。
地域別に見ると、県内での就職内定率は62.6%と前年同月比で3.2ポイント増加しています。一方、県内での求職者数は2,056人と前年同月比6.8%減少しましたが、就職内定者数は1,288人で前年同月比1.7%の微減となりました。一方で県外への就職内定率は74.7%と、前年同月比で5.5ポイント上昇しています。県外での求職者数は590人と前年同月比で8.7%増加し、就職内定者数は441人と前年同月比で17.3%の大幅な増加を記録しました。
また、県内の求人倍率は5.21倍と、前年同月比で0.42ポイント増加しています。この結果は、県内の雇用環境が引き続き良好であることを示しており、特に高校生の就職活動において選択肢が広がっていることがわかります。
以上の結果から、宮城県では高校生の就職活動が順調に進んでいることが伺えます。特に、県内外を問わず内定率が上昇していることは、企業側の採用意欲の高さや就職支援の効果が反映されていると考えられます。求職者にとっても、より多様な選択肢が用意されており、今後もこの流れが続くことが期待されます。
⇒ 詳しくは宮城労働局のWEBサイトへ