2025年1月2日
労務・人事ニュース
富岡町、新規就農者支援で最大2年間の収入補助と家賃補助を提供
富岡町 新規担い手・農業研修生・農業法人の町内進出を応援します!
福島県富岡町では、新規就農者を増やすため、地域における農業の担い手を確保するための新たな支援事業を開始しました。この取り組みは、農業に興味を持つ人々や町内の農業法人を対象にした3つの新規支援プログラムで構成されており、収入補助や家賃支援などを通じて新たな農業者の独立や成長を促進するものです。
最初の事業は「とみおか『新たな担い手』応援事業」です。町内で独立して農業を始めたいと考える人々を対象に、収入補てんとして月額10万円、さらに最大7万円の家賃補助を提供します。この支援は最長2年間行われ、町内で年間150日以上農業に従事する18歳から65歳までの方が対象です。条件としては、町に住民登録があり、町税の未納がないこと、さらに新規就農者としての認定を受ける必要があります。このプログラムは、安定した収入を保証しながら、農業に集中できる環境を整えることを目的としています。
次に、「とみおか『農業研修』応援事業」が新規就農者のスキル向上をサポートします。この事業では、町内の農業法人や農業団体、認定農業者などから農業技術の指導を受ける研修生に対し、生活費補助として月額6万円、家賃補助として上限5万円が支給されます。研修期間は最大2年間です。また、研修を受け入れる農業法人や団体には、研修生の受け入れに伴う負担を軽減するため、月額5万円の補助が提供されます。この支援は、町内の農業技術の伝承を進めるだけでなく、農業者としての基盤を築くための重要なステップとなります。
最後に、「とみおか『農業法人』応援事業」は、町外の農業法人が富岡町に進出する際の支援を行います。この事業では、設立から5年以上経過している、または同等の実績がある農業法人が対象となり、町内での営農を開始するための支援を受けられます。交付を受けるためには、交付決定から1年以内に町内で農業を開始し、法人事務所を開設すること、さらに5年以内に10ヘクタール以上の営農を行う計画が求められます。この事業は、町外からの農業法人を呼び込むことで地域の農業活性化を図る狙いがあります。
富岡町はこれらの新規事業を通じて、地域の農業に新しい風を吹き込み、次世代の農業を担う人材や団体を積極的に支援しています。農業に興味がある方や町内での新たな挑戦を考えている方は、各募集要項を確認し、ぜひ担当窓口にお問い合わせください。
⇒ 詳しくは富岡町のWEBサイトへ