労務・人事ニュース

「働き方改革の実現に向けた効率的な建設工事の促進事業」のモデル事業の公募結果と、追加公募の実施について（国交省）

令和6年6月10日、国土交通省は「働き方改革の実現に向けた効率的な建設工事の促進事業」のモデル事業に関する公募結果と追加公募の実施を発表しました。今年4月24日から5月8日にかけて募集されたモデル事業には多くの応募があり、有識者会議による審査の結果、18件の事業が選定されました。

選定された事業の内訳は以下の通りです。専門工事業者向け（タイプA）が3件、元請事業者向け（タイプB）が8件、公共事業に従事する建設事業者向け（タイプC）が1件、そして共通（タイプD）が6件となっています。これらの事業は、6月中旬頃に契約が締結され次第、11月下旬頃まで実施される予定です。

さらに、専門工事業者の働き方改革に特に注力するため、追加公募が実施されることが決定しました。追加公募の対象となるのは、専門工事業者向け（タイプA）のモデル事業です。この事業では、元請事業者の事情により下請業者の業務が非効率になる課題を解決するための試行的取り組みが行われます。1件あたり250万円程度の補助金が支給され、最大で15件の事業が採択される予定です。なお、専門工事業者の時間外労働削減を主目的とするものであれば、元請事業者からの応募も受け付けます。

追加公募の募集期間は、令和6年6月10日（月）から7月31日（水）正午までとなっており、応募はメールで受け付けられます。事業の実施期間は契約締結後の8月下旬頃から12月中旬頃までです。詳細な募集内容や応募方法については、公式ウェブサイトをご確認ください。

これにより、専門工事業者の働き方改革がさらに進み、建設現場の効率化と労働環境の改善が期待されます。興味を持つ事業者の皆様は、ぜひこの機会に応募をご検討ください。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ