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2024年8月10日

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小中高生の自殺防止に向けた政府の取り組み強化

政府全体でこども・若者の自殺防止に向けた取組を強化します(厚労省)

政府は、こどもや若者の自殺防止に向けた取り組みを強化することを発表しました。これは特に夏季休暇明けにおける自殺が増加する傾向を受けたもので、8月1日から啓発活動を本格的に開始します。

近年、小中高生の自殺者数は増加の一途をたどっており、令和5年には513人に達し、過去最多を記録した令和4年とほぼ同水準の深刻な状況が続いています。こうした状況を踏まえ、政府は「自殺総合対策大綱」や「こどもの自殺対策緊急強化プラン」に基づき、関係省庁が連携してこども・若者の自殺防止に向けた取り組みを推進しています。

今回の啓発活動では、厚生労働省、こども家庭庁、文部科学省、内閣府孤独・孤立対策推進室が連携し、特にこどもや若者を対象とした情報提供や支援を強化します。厚生労働省では、こどもや若者向けのポスターや動画を制作し、夏季休暇中から広く掲示するとともに、自殺対策に関する相談窓口の情報をまとめたウェブサイト「まもろうよこころ」を通じて、必要な情報を届けます。

また、文部科学省はYouTubeや公式SNSを活用し、自殺予防のための情報を発信するほか、各学校や教育委員会に対しても積極的な取り組みを依頼しています。内閣府の孤独・孤立対策推進室も、ウェブサイト「あなたはひとりじゃない」の18歳以下向けページを通じて、適切な相談窓口を案内し、支援の輪を広げる取り組みを進めています。

これらの活動を通じて、こどもや若者が安心して相談できる環境を整え、自殺防止のための支援体制を強化していく方針です。各報道機関にも、ポスターや動画の周知に協力を呼びかけており、社会全体での取り組みが期待されています。

これからも政府は、こども・若者の命を守るための対策をさらに進め、安心して成長できる環境づくりを目指していきます。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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