労務・人事ニュース

令和6年 山口県共育て応援補助金

山口県は、育児と仕事のバランスを取りやすい環境をつくることを目指して、子育て支援のための補助金制度を始めました。この制度は、育休の取得や子育てをサポートする職場環境の整備に力を入れる企業に向けています。申請期限は2024年12月27日までで、予算の上限に達次第、受付は終了します。

この補助金は、職場での子育て支援を積極的に行うことで、働きながら子育てをしやすい環境を山口県全域に広げることを目的としています。特に、男女問わず子育てに関わることが普通とされる社会を目指し、様々な取り組みを支援することで、地域全体での子育てが促進されます。

対象となるのは、テレワークの環境整備、職場復帰支援、子連れ出勤のための保育環境整備、育休取得や共育てを促進するための独自の取組などです。これらは、育児をしながらの勤務を支援し、柔軟な働き方を可能にすることを目的としています。

補助金の対象となるのは、常時雇用する労働者が2名以上いる中小企業などで、補助率は対象経費の半分以内、補助上限額は100万円となっています。

事業を実施するにあたっては、「やまぐち働き方改革アドバイザー」として登録された専門家によるアドバイスを受けることが推奨されています。これらのアドバイザーは、育休に関するセミナーを受講した社会保険労務士など、働きやすい環境を促進するための専門知識を持った人たちです。

申請するには、山口県が提供する指定の書類を使用し、事業計画や収支予算などを含む詳細な情報を提出する必要があります。期限内に完了しなければならないため、関心のある企業は早めの行動が求められます。

最終的に、この補助金は山口県において、子育てと仕事を両立しやすい環境を作り、地域社会全体での子育て支援を強化することを目的としています。これにより、子育て中の従業員が仕事と育児の両立をしやすくなり、より多くの企業が子育て支援の取り組みに参加することが期待されます。

⇒ 詳しくは山口県のWEBサイトへ