2024年10月19日
労務・人事ニュース
山口県 小水力発電で地域活性化へ!令和6年度の補助金募集開始
山口県 令和6年度 小水力発電開発促進支援事業
山口県企業局では、令和6年度の小水力発電開発促進支援事業に関する補助金の募集が開始されました。この事業は、地域が主体となり再生可能エネルギーの一つである小水力発電の開発を進めることで、地域の活性化に貢献することを目的としています。特に、農山漁村や中山間地域での環境保全や振興を目的とする団体が対象となるこの支援は、技術的な助言から経費の補助に至るまで、幅広いサポートが行われます。
支援事業の対象者としては、県内の市町村や公共的団体、また環境保全を目的とした特定非営利活動法人や、自治会などの法人格を有する団体が該当します。法人を設立予定の任意団体や個人も、発電施設の設計段階までに必要な手続きを行うことで支援対象となることが可能です。
この支援事業には、大きく分けて「技術支援事業」と「補助事業」の2つがあります。技術支援事業は通年で募集が行われ、出力1,000kW以下の水力発電の開発に向けた導入検討や現地調査、各種申請手続き、そして維持管理に関する助言や情報提供が含まれています。これにより、発電プロジェクトを円滑に進めるためのサポートが受けられます。
補助事業では、特に出力20kW未満の小水力発電の開発に対する補助金が提供されます。この補助金は、流量調査、設計、建設工事にかかる経費の一部または全額を支援するもので、最大で1,500万円の補助が受けられる可能性があります。例えば、流量調査に対しては200万円まで、設計には500万円まで、そして建設工事には1,000万円までの補助が提供される予定です。設計と建設工事を一体で行う場合には、補助金の上限は1,500万円となります。
補助事業の応募にあたっては、技術支援事業を既に申し込んでいることが前提となっており、また、発電した電力を売電することで得た利益は地域活性化のための事業に充てることが求められます。これにより、単にエネルギーの自給自足を目指すだけでなく、地域全体が経済的にも潤うような仕組みが意図されています。
募集期間は令和6年9月30日から開始されており、予算が無くなり次第、終了となるため、早めの応募が推奨されます。詳細については山口県企業局のホームページにて公開されています。また、補助事業の申請に際しては、地域での活用計画や今後の事業展開など、具体的なプランが必要です。
この事業は、エネルギーの地産地消を促進しつつ、地域の雇用創出や経済的な循環を目指している点が大きな特徴です。環境に優しいエネルギーの導入を検討している地域や団体にとっては、非常に有効な支援策と言えるでしょう。興味のある団体や個人は、ぜひこの機会を活かして、地域に根付いた小水力発電のプロジェクトを立ち上げることを検討してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせや申請に関しては、山口県企業局電気工水課調整・管財班までご連絡ください。電話やファックス、メールでの問い合わせが可能です。担当者が詳細な案内を提供してくれますので、疑問点や不明点があれば早めに確認することをお勧めします。地域に新しいエネルギーの未来を築くために、今こそ具体的な一歩を踏み出してみてください。
⇒ 詳しくは山口県のWEBサイトへ