2024年5月29日
労務・人事ニュース
山地災害から命を守るために 令和6年度防止キャンペーンの具体的活動
「令和6年度山地災害防止キャンペーン」の実施(林野庁)
林野庁は、梅雨の時期を前に、山地災害の防止を目的とした「山地災害防止キャンペーン」を実施します。このキャンペーンは、都道府県や市町村と協力し、地域住民への説明会や山地防災パトロールを集中的に行うことを目的としています。
我が国では年間平均1,600箇所以上で山地災害が発生し、多くの被害をもたらしています。特に、梅雨や台風の時期には集中豪雨が発生しやすく、これが大規模な山地災害を引き起こす原因となっています。こうした災害を未然に防ぐためには、危険な箇所を事前に把握し、適切な備えをすることが重要です。
令和6年度のキャンペーンでは、次のような活動が行われます。まず、都道府県や市町村が主催する講演会、研修会、説明会、見学会などを通じて、地域住民に対して山地災害の危険性や予防策について周知徹底を図ります。これらのイベントでは、具体的な事例や対策を紹介し、住民が自身の身を守るための知識を身につけることを目指します。
さらに、林野庁は各地の自治体と連携して、人家や要配慮者利用施設の周辺で山地防災パトロールを実施します。また、保安林制度の周知活動や保安林の巡視などを通じて、適切な管理を促進します。これに加えて、キャンペーンポスターの掲示やパンフレットの配布などの広報活動も積極的に行います。
キャンペーン期間中には、治山施設の点検や消防・警察との合同パトロール、中学生を対象とした防災講座、山地防災ヘルパー向けの研修会など、様々な取り組みが予定されています。これらの活動を通じて、地域全体で山地災害への意識を高め、防災対策を強化することを目指します。
令和6年度山地災害防止キャンペーンの実施期間は、令和6年5月20日(月曜日)から令和6年6月30日(日曜日)までとなっています。林野庁、都道府県、市町村が中心となり、一般社団法人日本治山治水協会の協賛のもと、実施されます。
このキャンペーンの詳細については、林野庁のホームページをご覧ください。また、具体的な実施内容や説明会の情報については、各都道府県の治山担当にお問い合わせください。山地災害から身を守るため、地域全体で協力して取り組んでいきましょう。
⇒ 詳しくは林野庁のWEBサイトへ