2025年3月8日
労務・人事ニュース
年間12回開催!3月18日実施の海外赴任者向け研修に参加しませんか?
【海外赴任前セミナー】海外での《安全対策》と《健康管理》は大丈夫ですか?〔会員・一般〕(日外協)
一般社団法人日本在外企業協会(日外協)は、2025年3月18日に海外赴任予定の企業関係者やその配偶者、人事・総務担当者を対象としたオンラインセミナーを開催する。本セミナーは、海外赴任に際して重要となる「安全対策」および「健康管理」の知識を深め、安心して海外生活を送るための基礎を学ぶことを目的としている。特に、異文化への適応、安全管理、医療制度の理解など、海外赴任者が直面する課題について、専門家が実践的なアドバイスを提供する。
海外赴任は、異文化に触れ、国際的な視野を広げる貴重な機会である。しかし、その一方で、異国での安全確保や健康管理といった基本的な生活基盤を整えることが極めて重要となる。本セミナーでは、犯罪リスクへの対応、現地の治安対策、テロや誘拐のリスクに対する防御策といった「安全対策」について、海外安全の専門家が具体的な事例を交えて解説する。また、「健康管理」では、赴任地ごとに異なる予防接種の必要性、医療機関の利用方法、健康維持のための生活習慣のアドバイスなどを、渡航者医療の専門医が紹介する。
本セミナーの特徴は、オンライン開催であるため、国内外どこからでも参加できる点にある。特に、赴任前に研修を受ける機会がなかった人や、現地での生活が始まった後に改めて情報を得たい人にとって、非常に有益なプログラムとなっている。また、本セミナーに参加することで、午前中に開催される「異文化講座」へ無料で参加することが可能となる。この講座では、異文化環境での生活をスムーズに進めるための心構えや、日本文化を海外の人々に伝える方法などが紹介される。
セミナーの詳細は以下の通りである。開催日は2025年3月18日(火)で、午前10時30分から午後5時までのスケジュールとなっている。午前の「異文化講座」は10時30分から11時40分まで、午後の本編は13時から開始される。受講に必要なURLおよび講義資料は、セミナー開催の3日前までにメールで送付される予定であり、受講後には請求書と参考資料が送付される。
プログラムは、「異文化講座」、「海外生活と安全対策」、「海外生活と健康管理・医療」の3部構成で進行する。「異文化講座」では、異なる文化や価値観を理解し、尊重することの重要性について、高柳文紀氏(異文化経営研究者・元本田技研工業人事部)が講義を行う。「海外生活と安全」については、日外協の海外安全アドバイザーであり、前海外安全センター長を務めた大洞豊氏が登壇し、スリや引ったくり、テロや誘拐のリスクを避けるための具体策について解説する。さらに、「海外生活と健康管理・医療」のセッションでは、東京医科大学病院の福島慎二准教授(渡航者医療センター長)が、赴任国ごとの医療事情や予防接種、医療機関の受診方法などを詳細に説明する。
参加費は、一般(非会員)が19,800円(税込)、商工会議所会員が13,200円(税込)、日外協会員が6,600円(税込)となっている。なお、夫婦で参加する場合は、それぞれの参加費が必要となる。定員はオンライン参加40名で、日外協会員枠30名、商工会議所会員・一般枠10名と限定されており、定員になり次第締め切りとなる。
セミナーの受講にはZoomを使用し、参加者には事前に接続テストを実施することが推奨されている。また、セミナーの内容をより効果的に学ぶため、パソコンでの受講が推奨されている。技術的なサポートは提供されないため、参加者自身で事前に環境を整える必要がある。
申し込みは専用のフォームから行い、受付完了後には確認メールが送付される。万が一、申込後5営業日以内に受講票が届かない場合は、事務局へ問い合わせることが推奨されている。セミナー終了後、タイまたはベトナムに赴任予定の参加者には、現地事情を学ぶための特別動画視聴用のIDとパスワードが提供される。この動画には、「生活のリスクと安全のポイント編」、「健康と医療のポイント編」、「日常生活とお子さんの教育編」の3部構成が含まれており、実際の現地生活に即した実践的な情報を学ぶことができる。
このセミナーは年12回開催されており、次回は2025年4月16日(水)に予定されている。海外赴任を控える企業関係者にとって、必須の知識を得る絶好の機会となるため、早めの申し込みが推奨される。
⇒ 詳しくは一般社団法人 日本在外企業協会のWEBサイトへ