2024年5月27日
労務・人事ニュース
年間50万人の観光客誘致を目指す宮崎県高千穂町 神話の町を未来へ繋ぐ
「 地域・日本の新たなレガシー形成事業 」採択結果のお知らせ(新規事業)(観光庁)
地域の新たな観光資源を創出するプロジェクトの選定結果が発表されました。この事業は、日本国内外からの旅行者を引き付け、継続的な来訪や消費の増加を目指すもので、地域との連携を通じて実現可能な観光資源を形成することを目的としています。具体的には、将来的に地域の遺産となる新たな観光資源を発掘し、それを基にしたプランを策定するための実現可能性調査(FS調査)を実施します。また、令和5年度においてこの事業を通じて調査・検討された案件のうち、特に優れたものについては、レガシー形成に向けた継続的な支援を行う予定です。
今回、以下の新規事業が選定されました。
まず、東北地方では、福島県柳津町が「雪国・奥会津の伝統食を核とした古民家活用型『集落ガストロノミー』形成構想」を提案しました。このプロジェクトは、地域の伝統的な食文化を活かし、古民家を中心とした観光資源を創出するものです。伝統食を通じて地域の魅力を発信し、観光客の誘致を図ります。
次に、関東地方からは、神奈川県伊勢原市の「江戸から令和、そして未来へ ~令和版大山詣り~甦れ!宿坊『源長坊』再活用事業」が選ばれました。このプロジェクトは、歴史的な宿坊「源長坊」を再活用し、現代の観光客に新たな体験を提供することを目指しています。大山詣りの歴史を紐解き、令和の時代にふさわしい新たな観光資源として再生します。
中部地方では、三重県明和町が「国内外のSBNR女性をターゲットに100年後も歩きたくなる伊勢街道×ホテル&モールでレガシー創生事業」を提案しました。このプロジェクトは、スピリチュアル・バット・ノット・リリジャス(SBNR)な女性をターゲットにした観光資源の創出を目指します。伊勢街道沿いに新たなホテルやモールを設置し、長期的に訪れたくなる観光地としての魅力を高めます。
最後に、九州地方では、宮崎県高千穂町の「『日本一の神話のまち高千穂』”いにしえ”から現在、未来へ」が選定されました。このプロジェクトは、高千穂町の神話や伝統をテーマにした観光資源を創出し、地域の魅力を国内外に発信します。神話の町としてのブランドを強化し、観光客の誘致を図ることを目指しています。
これらのプロジェクトは、地域の歴史や文化を活かしつつ、新たな観光資源としての可能性を探るものです。各地域の特色を反映したこれらの取り組みが成功することで、日本全体の観光振興に寄与することが期待されています。今後も引き続き、地域と連携しながら、観光資源の発掘と育成に努めていきます。
⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ