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2025年1月31日

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持続可能な未来を目指して サステナアワード2024の受賞者が示す食と農林水産業の新たな可能性

サステナアワード2024 農林水産大臣賞、環境大臣賞、消費者庁長官賞など各賞が決定(農水省)

令和7年1月24日、農林水産省、環境省、消費者庁の3省が連携して推進する「あふの環2030プロジェクト」の一環として開催された「サステナアワード2024」の受賞作品が発表されました。このアワードは、持続可能な食料システムや農林水産業の推進に寄与する取り組みを広く表彰するもので、昨年8月から11月にかけて募集され、79作品の応募がありました。有識者による審査を経て、各賞が選出され、2月14日に東京都千代田区で表彰式が行われます。

今回の受賞作品の中でも特に注目されたのが、農林水産大臣賞を受賞した「Chefs for the Blue」による「海の未来をつくるレストラン『THE BLUE CAMP』」。東京都を拠点に持続可能な漁業を目指す取り組みが評価されました。また、環境大臣賞には熊本県の「生命の海プロジェクト」によるアマモ場再生活動が選ばれ、環境保全への具体的なアクションが高く評価されました。さらに、消費者庁長官賞は千葉市経済農政局が推進する「千葉市の食を千年先へ」という取り組みが受賞し、地域に根差した持続可能な食文化の育成が注目されています。

その他にも、脱炭素、資源循環、生物多様性保全など多岐にわたる分野での優れた活動が表彰されました。特に、北海道岩見沢農業高等学校が関与した「雪国の新エネルギー!灯油に変わる燃料とは」が脱炭素賞を受賞し、高校生ならではの創意工夫が評価されています。こうした若い世代の活動が表彰されたことは、未来の持続可能性への期待を感じさせます。

表彰式は、令和7年2月14日午後2時からAgVenture Labにて開催されます。参加は受賞者およびメディア関係者に限定されますが、取材希望者は2月12日までに申し込みが必要です。また、オンラインでの参加も可能とされています。

さらに、入賞作品は、農林水産省の公式ホームページやYouTubeチャンネルで紹介されるほか、英語版の動画も作成され、国際的にも発信される予定です。これにより、国内外で持続可能な取り組みの重要性を啓発し、2030年までのSDGs達成を目指した活動を促進していきます。

このアワードは、日本国内の持続可能な取り組みを国内外に広める重要な機会であり、多くの人々にとって持続可能な消費や生産について考える契機となるでしょう。今後もあふの環プロジェクトを通じて、地域に根差した活動が広がり、より多くの人々が持続可能性について理解を深めていくことが期待されます。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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