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2024年5月10日

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新制度導入で大阪市のタクシー不足12281台が明らかに!全国8地域の車両不足数を一斉公表

自家用車活用事業に係る営業区域ごとのタクシーの不足車両数を公表(国交省)

平成6年4月26日に、自家用車活用事業の一環として、全国8地域のタクシー車両不足に関する新しい統計情報を公開しました。この取り組みにより、札幌、仙台、さいたま、千葉、大阪、神戸、広島、福岡の各地域で、特に需要が高まる曜日や時間帯におけるタクシーの不足数が明らかになりました。

自家用車活用事業は、個人が保有する車をタクシーとして有償で運用できるようにする新制度であり、今年3月に導入されました。これにより、タクシー事業者だけでなく、一般市民も交通サービスの提供に参加できるようになります。

今回の統計は、各地域の配車アプリデータを基にして、タクシーの不足が顕著な時間帯とその数を算出しました。たとえば、札幌市では夜間の1時から4時の時間帯に最も車両が不足しており、不足数は4499台に達します。同様に、大阪市では夜間から早朝にかけてタクシーの需要が高まり、12281台の車両が不足していることがわかりました。

これらのデータは、タクシー事業者がより効率的に車両を配備するための重要な指標となります。また、地域によっては、不足車両数に応じた調整が可能となり、市民の利便性向上に寄与することが期待されます。

政府は今後、これらのデータを活用し、各地域でタクシー事業者に対しての意向調査を実施、必要に応じて車両の配分や許可の発行を進めていく予定です。このようにして、タクシー車両の適切な供給を保ちながら、利用者に対して安定したサービスを提供するための努力が続けられています。

この取り組みは、地域交通の利便性を向上させるだけでなく、民間の資源を活用することで、公共交通の持続可能な発展を支えることにも貢献しています。全国的なタクシー不足の問題解決に向けた重要な一歩として、今後の進展が期待されます。

営業区域ごとの不足車両数

不足車両数 = マッチング率90%を確保するために必要な車両数

営業区域名
対象市
(登録車両数)
車両数が不足する曜日及び時間帯
(最小マッチング率)
不足車両数
札幌
札幌市、江別市、北広島市ほか
(4,499台)
土日:1時台~4時台(73%)110台
仙台
仙台市
(2,245台)
金:16時台~19時台(84%)
土:0時台~3時台(76%)
金:50台
土:30台
県南中央
さいたま市、川口市ほか
(2,400台)
火~金:0時台~5時台(75%)
金土日:17時台~翌6時台(42%)
火~金:140台
金土日:580台
千葉
千葉市、四街道市
(1,195台)
土日:0時台~3時台(59%)110台
大阪市域
大阪市、豊中市、東大阪市ほか
(12,181台)
土:0時台~3時台(75%)
金土:16時台~19時台(85%)
土:420台
金土:240台
神戸市域
神戸市、尼崎市、西宮市ほか
(4,772台)
水金:0時台~3時台(86%)
金土:17時台~翌5時台(67%)
水金:100台
金土:510台
広島
広島市、廿日市市ほか
(2,682台)
月~木:16時台~19時台(76%)
金土:16時台~翌3時台(58%)
日:16時台~20時台(77%)
月〜木:100台
金土:220台
日:70台
福岡
福岡市、春日市、大野城市ほか
(4,415台)
月~木:16時台~21時台(74%)
金土:16時台~翌5時台(54%)
日:15時台~21時台(67%)
月〜木:220台
金土:520台
日:230台
引用:国土交通省 (別紙)営業区域ごとの不足車両数より
  • 各数値は令和5年10月1日~令和5年12月31日の各社の配車アプリのデータに基づく。(札幌については、令和5年4月1日~令和5年6月30日の各社の配車アプリのデータに基づく。)
  • 5月実施時点では、今回公表する不足車両数のうち5割を各社に配分するものとし、残りの5割については以後不足車両数を見直すタイミングで一定数を各社に配分する。
  • タクシー事業者からの申請車両数の合計が当該地域の不足車両数を超える場合は、申請車両数の比率に従い配分する。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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