2024年10月28日
労務・人事ニュース
新宮市、販路拡大を支援!最大20万円の補助金募集
令和6年 新宮市ビジネスチャンス支援補助金
新宮市では、市内の中小企業や個人事業者を対象に、販路拡大や新たな需要開拓を支援するための補助金制度を実施しています。この「ビジネスチャンス支援補助金」は、企業が県外や海外の展示会や商談会に出展する際の経費を一部補助し、地域経済の活性化を目指す取り組みです。対象となるのは、市内に主たる事業所を持つ法人や住民票が市内にある個人事業主で、条件を満たせば申請可能です。ただし、市税を滞納していないことや、同年度に他の補助金を受けていないことが前提となります。
この補助金制度では、対象経費として出展に関わるさまざまな費用が含まれます。例えば、展示会への出品料や出展料、交通費や宿泊費、さらには展示ブースの装飾費や、出展物の運搬費、パンフレットなどの印刷費用も補助の対象となります。補助金の額は、これらの経費の1/2以内で、上限は20万円までと定められています。特に注意が必要なのは、宿泊費については1泊あたり税抜1万円が上限であることや、展示会が県外または海外で開催される場合のみが補助対象になる点です。物販を主目的とする出展は補助対象外となっているため、事前に対象となる展示会かどうかを確認することが重要です。
申請の手続きは通年で受け付けており、予算がなくなるまでの先着順となります。そのため、出展を計画している場合は、早めの申請が求められます。提出書類には、補助金交付申請書や事業計画書、収支予算書に加えて、展示会に関する資料や市税の完納証明書などが含まれます。申請を行う際は、展示会への出展前に手続きを完了させる必要があり、実施後の申請は認められないため、注意が必要です。
補助金の申請が承認され、事業が完了した際には、実績報告書の提出が求められます。この報告書は、事業が完了した日から30日以内、もしくは年度末の3月20日のどちらか早い方の日までに提出しなければなりません。報告書には、収支決算書や出展に関わる領収書の写し、展示会での出展の様子を撮影した写真などが必要です。また、実績報告が市により審査され、最終的に補助金の額が確定されると、確定通知書が届きます。その後、補助金請求書を速やかに提出することで、補助金の支給が完了します。
この補助金制度にはいくつかの留意事項があります。例えば、同一申請者による補助金の交付は年度内に1回のみであることや、同じ展示会での申請は最大3回まで認められていることが挙げられます。また、補助金は交付決定後の支払いが対象となるため、申請前に支払われた経費は補助対象外となります。さらに、他の補助金を同一事業で受け取っている場合は、その額を差し引いた分が補助対象経費となります。年度内でも予算の上限に達した場合は、受付が終了するため、早めの対応が肝心です。
この補助金に関する詳しい問い合わせは、新宮市役所の商工観光課で受け付けています。市内の事業者にとって、この補助金は販路拡大のための貴重なサポートであり、地域経済の発展にもつながる重要な機会です。興味のある事業者は、ぜひこの補助金の活用を検討し、販路拡大に挑戦してみてください。
⇒ 詳しくは新宮市のWEBサイトへ