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2025年2月22日

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日本の下水道技術を海外展開!最大2,900万円の支援で実証事業を募集

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令和7年度下水道技術海外実証事業 (WOW TO JAPAN プロジェクト)の公募を開始します ~世界にチャレンジ!!我が国の下水道技術の海外展開に向けて~(国交省)

令和7年2月6日、国土交通省は、日本の下水道技術の海外展開を目指す「WOW TO JAPANプロジェクト」の公募を開始しました。このプロジェクトは、海外の下水道技術のニーズに対応し、日本の技術を世界に広めることを目的としています。正式名称は「Wonder Of Wastewater Technology Of JAPAN」であり、日本の優れた下水道技術の普及を推進するための取り組みです。

この事業では、海外の都市や地域で実証試験を行い、日本の下水道技術の有効性を検証するとともに、その普及活動を実施します。具体的には、実証試験の実施、普及方策の検討、そして普及活動が主な内容となります。この取り組みにより、日本の技術の優位性を示し、国際市場における日本のプレゼンスを高める狙いがあります。

今回の公募では、新規案件と継続案件の2種類の募集が行われます。新規案件に関しては、1件あたり最大2,900万円の契約金額が設定されており、継続案件については1件あたり最大1,000万円が支給されます。これにより、企業や研究機関が海外市場への展開を進める際の負担を軽減し、より積極的に技術の実証と普及活動に取り組むことが可能になります。

公募期間は、新規案件が令和7年2月6日から3月28日まで、継続案件が令和7年2月6日から2月28日までと設定されています。応募を希望する企業や団体は、この期間内に必要な書類を提出する必要があります。審査は学識経験者などで構成される委員会によって行われ、採択された案件については契約締結後、令和8年3月16日までの期間で事業が実施される予定です。

国土交通省は、2030年に向けたインフラシステム海外展開戦略の一環として、このプロジェクトを推進しています。日本の下水道技術は、耐久性や省エネ性能、環境負荷の低減など、さまざまな点で世界的に評価されています。しかし、海外市場においては、各国の社会環境や経済状況に適した形で技術を展開する必要があります。そのため、現地での実証試験を通じて、技術の適用可能性を確認し、導入への道筋を整えることが重要になります。

本プロジェクトに応募することで、企業や研究機関は、日本の技術を海外市場に適用する実践的な機会を得ることができます。また、海外での成功事例を積み重ねることで、日本の下水道技術が国際的に認知されるようになり、今後のさらなる事業展開が期待されます。特に、近年の気候変動や都市化の進展により、世界各地で下水道インフラの整備が急務となっています。そのため、日本の先進技術が求められる場面は今後ますます増えていくと考えられます。

日本国内では、下水道技術の高度化が進んでおり、AIやIoTを活用した管理技術、環境負荷を低減する新しい処理技術など、多様なイノベーションが生まれています。これらの技術を海外市場で実証し、適応させることで、日本の技術力を世界にアピールすることができます。特に、人口増加が進む新興国では、持続可能な水管理が重要な課題となっており、日本の技術がその解決策の一助となる可能性があります。

このプロジェクトの成功には、海外パートナーとの連携が不可欠です。現地政府、自治体、企業との協力を通じて、現場のニーズを正確に把握し、適切な技術を提供することが求められます。そのため、応募企業や研究機関は、海外の市場環境を深く理解し、現地とのネットワークを構築することが重要となります。

また、本プロジェクトは、日本の水インフラ産業全体の競争力を高める契機ともなり得ます。海外市場での成功を通じて、日本の技術の信頼性が向上し、さらなるビジネスチャンスが生まれることが期待されます。これにより、日本企業の国際競争力が強化され、国内の水インフラ関連産業の発展にもつながるでしょう。

応募を希望する企業や団体は、国土交通省のウェブサイトにて詳細情報を確認することができます。問い合わせは、水管理・国土保全局上下水道企画課の上下水道国際室にて受け付けています。海外展開に関心のある企業にとって、本プロジェクトは大きなチャンスとなるため、ぜひ積極的に応募を検討してみてください。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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