2024年4月5日
労務・人事ニュース
日本の住宅ローン市場 変動金利型が主流を占める最新の経済動向と分析

住宅ローン、変動金利型が根強く ~民間住宅ローンの令和4年度の実績を公表します~(国交省)
国土交通省は、令和4年度における日本国内の民間住宅ローンの動向に関する詳細な報告を公開しました。この報告は、全国の様々な金融機関が協力して実施された調査に基づいています。2003年から続けられているこの調査は、国内の住宅ローン市場の現状と変化を捉えるためのものです。
調査には1,223の金融機関が対象とされ、そのうち1,137機関が回答しました。特に住宅ローンを取り扱っているのは1,002機関であり、回答率は93.0%に達しています。この調査で注目されたのは、個人向けの住宅ローンの実績や賃貸住宅の建設・購入に関する融資の状況、さらには住宅ローンの種類や条件などです。
調査結果によると、個人向け住宅ローンの新規貸出額は約20.3兆円に達し、前年度に比べて減少傾向にあることが明らかになりました。また、新規貸出の中で変動金利型住宅ローンが占める割合が最も高く、70%以上の金融機関がこのタイプを提供していることが分かりました。
この調査報告は、日本の住宅ローン市場における現状と動向を理解する上で非常に重要です。変動金利型の住宅ローンがなぜこれほどまでに人気なのか、その理由を探る手がかりともなります。住宅ローンを取り巻く環境の変化についての詳細な分析が、今後の市場予測や政策策定に役立つことでしょう。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ