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2025年1月31日

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日本農業遺産に新たな4地域が仲間入り!伝統と地域連携が織りなす持続可能な農業の未来

令和6年度日本農業遺産の認定を行う地域の決定について(農水省)

令和6年度、日本農業遺産に新たに認定された地域が決定しました。この発表は、令和6年12月24日に開催された世界農業遺産等専門家会議の評価結果を受けて、農林水産省が行ったものです。

日本農業遺産は、国内で特に特徴的かつ伝統的な農林水産業が行われている地域を認定する制度です。この制度に基づき、今回新たに4地域が認定されました。各地域は、その地域固有の自然や文化、伝統を活かした農業システムを形成し、継承しています。

認定された4つの地域は以下の通りです。まず、兵庫県北播磨・六甲山北部地域では、「兵庫の酒米『山田錦』生産システム」が認められました。この地域では、良質な酒米として知られる山田錦の生産に特化した農業システムが発展しており、その品質の高さが広く評価されています。

次に、同じく兵庫県の朝来地域では、「岩津ねぎを核とした資源循環型農業システム」が認定されました。このシステムは、伝統的な種子の継承と地域の連携による里地里山の保全を目指しています。

徳島県県南地域では、「みなみ阿波の樵木林業システム」が評価されました。この地域は照葉樹林に囲まれた里山と里海のつながりを大切にし、持続可能な林業と農業を行っています。

最後に、沖縄県多良間地域では、「琉球王国時代の『抱護(ポーグ)』が育む多良間島の持続的島嶼農業システム」が選ばれました。このシステムは、歴史的な制度を背景に、島独自の農業が現在でも維持されています。

今後の予定として、令和7年2月28日に農林水産省講堂で認定証授与式が開催される予定です。また、次回の日本農業遺産認定に関する募集は令和8年に行われる予定となっています。これらの取り組みを通じて、日本各地の農業文化や地域資源がさらに注目され、保存・活用されることが期待されます。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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