2024年10月23日
労務・人事ニュース
日置市、商工業者向けに最大2500万円の利子補給補助金を提供
令和6年 日置市商工業制度資金利子補給補助金
日置市では、商工業者の経営支援を目的としたさまざまな補助金制度を実施しています。これらの補助金は、地域経済の活性化や商工業者の安定的な経営を促進するために設けられており、特に中小企業や創業者に対する支援が手厚くなっています。以下に、それぞれの補助金制度の概要を紹介します。
まず、「日置市商工業制度資金利子補給補助金」は、市内で商工業を営む事業者を対象に、設備投資や運転資金に対する利子の一部を補助する制度です。この制度では、日置市内に本店または主たる事務所を持つ商工業者や、営業所や支店を持ち、日置市商工会に加入している事業者が対象となります。対象となる資金は、鹿児島県中小企業制度資金、日本政策金融公庫制度資金、商工貯蓄共済制度資金の一部であり、借入金額が100万円以上、かつ返済期間が36カ月以上である必要があります。補助率は設備投資の場合、借入額の2.0%以内で上限は2,500万円、運転資金は1.5%以内で上限は2,000万円とされています。
次に、「日置市商工業制度資金等信用保証料補助金」は、鹿児島県中小企業制度資金を利用する際に負担する保証料の一部を補助するものです。この補助金は、日置市商工会に加入している事業者が対象で、補助額は保証料の4分の1、上限25万円となっています。この補助金も、他の制度資金を利用した場合には対象外となるので、利用条件には注意が必要です。
さらに、「日置市新規創業者スタートアップ支援事業費補助金」は、新たに日置市内で創業を目指す事業者に対しての支援制度です。対象者は、中小企業者で、日置市商工会に加入し、創業後2年以上事業を継続できる見込みのある事業者に限定されます。補助金の上限額は、経済産業省が認定する支援を受けた場合、最大50万円、それ以外の場合は最大30万円までとなっており、店舗改装費や宣伝広告費などが補助対象経費に含まれます。創業予定日の30日前までに申請する必要があり、また事業完了後30日以内の報告も義務付けられています。
「日置市商品開発支援事業費補助金」は、地域の特色を生かした商品の開発を支援するための補助金です。補助対象となるのは、日置市内で製造や加工を行い、新たな商品を開発する事業者です。この補助金では、原材料費や機械設備の借上費、広告宣伝費などが補助対象経費となっており、補助金額は対象経費の70%以内で、上限は20万円です。商品開発を通じて、地域ブランドの確立や販路拡大を目指す事業者にとって、有効な支援制度です。
最後に、「日置市商談会等出展支援事業費補助金」は、商談会や物産展への出展を通じて、日置市内の事業者が新規市場の開拓や販路の拡大を図るための補助金です。対象経費には、小間料や参加料、宣伝費用、運搬費用などが含まれ、補助金額は対象経費の30%以内で上限5万円となっています。こちらも、事前に申請が必要であり、商談会開催の7日前までに申請書を提出する必要があります。
日置市が提供するこれらの補助金制度は、市内の商工業者が設備投資や運転資金の確保、商品開発、創業、さらには販路拡大に取り組む際に大きな助けとなるもので、地域経済の活性化に寄与しています。補助金の利用を検討する際には、各制度の申請期限や必要書類をしっかりと確認し、適切なタイミングで申請することが重要です。これらの補助金を活用し、事業の成長や地域の発展を後押しする機会として活かすことが期待されます。
⇒ 詳しくは日置市のWEBサイトへ