2025年2月22日
労務・人事ニュース
松本の温泉旅がもっと便利に!ChatGPTを活用した「AI 温泉コンシェルジュ」が24時間対応で最適な宿を提案
温泉旅行の新しいカタチ!長野県松本市の歴史ある温泉地をAIが提案する「AI 温泉コンシェルジュ」が登場
松本商工会議所が事務局を務める松本広域温泉協会は、新たな観光支援策として「AI 温泉コンシェルジュ」サービスの提供を開始した。このサービスは、長野県松本市とその周辺にある温泉地の魅力をより多くの人に伝えることを目的として開発されたもので、AI技術を活用し、利用者の希望に沿った温泉地や宿泊プランを提案する。
同協会は、松本市やその周辺地域に点在する歴史ある温泉地を活用し、観光振興を図ることを目的に設立された団体だ。上高地温泉、白骨温泉、浅間温泉、美ヶ原温泉など、計26カ所の温泉地の情報発信やイベントの企画運営、宿泊施設との連携による特別プランの提供など、地域活性化に向けた多様な取り組みを行っている。
今回新たに導入されたAI 温泉コンシェルジュは、ChatGPTを基盤とした対話型の検索サービスだ。同協会に加盟する約150の温泉宿泊施設のデータをもとに、利用者が「静かな環境でゆっくりできる温泉を教えて」や「家族向けの温泉宿を探したい」といった質問をすると、AIがリアルタイムで適した施設を提案する仕組みになっている。利用者はスマートフォンやパソコンを使い、24時間いつでもアクセス可能。サービスの利用料は無料だが、ChatGPTのアカウント登録が必要となる。
この取り組みは、松本商工会議所が進める会員企業のデジタル化(DX)推進策の一環としても位置付けられている。商工会議所が持つAI活用の知見を生かし、回答精度や応答速度の最適化を図りながら開発が進められた。これにより、利用者にとってよりスムーズで有益な情報提供が可能となった。
同協会は、AI 温泉コンシェルジュの導入によって、松本広域の温泉地がより多くの人々に知られる機会が増え、観光客の増加につながることを期待している。温泉を楽しみたい人々にとって、手軽に最適な温泉地を見つけられるこのサービスは、観光の新たな形として注目されそうだ。
⇒ 詳しくは松本広域温泉協会のWEBサイトへ