2024年7月5日
労務・人事ニュース
松浦市、企業向け太陽光設置に最大50,000円/kWの補助
令和6年 長崎県松浦市 企業向け太陽光設備等設置補助金
長崎県松浦市は、令和6年度において、企業向け太陽光発電および蓄電池設備の設置補助金を募集しています。この補助金は、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(重点対策加速化事業)」を活用しており、市内の事業所が自家消費型太陽光発電や蓄電池設備を導入することで、二酸化炭素の排出量削減を目指すものです。
募集期間は令和6年4月15日から10月31日までとなっており、予算額に達し次第、受付が締め切られることがあります。申請した太陽光発電の容量に対して、補助金が満額交付されない場合もありますので、早めの申請が推奨されます。
この補助金制度にはいくつかの注意点があります。まず、固定価格買取制度(FIT制度)やFIP制度の認定を受ける場合は補助の対象外となります。また、補助金交付決定後に着手する事業が補助対象です。導入した太陽光発電設備で発電した電力量の50%以上を自家消費する必要があり、これは営農型太陽光発電設備には適用されません。蓄電池だけの導入や営農型太陽光発電設備の付帯設備としての蓄電池の導入は補助対象外です。他の補助金や交付金を受ける場合も対象外となります。
補助対象となる設備は以下の通りです。まず、太陽光発電設備と営農型太陽光発電設備については、松浦市内に設置される商用化されている新規設備が対象です。中古設備や既存設備の置換は対象外です。さらに、再エネ特措法に基づくFIT制度またはFIP制度の認定を受けないことが条件です。営農型太陽光発電設備の場合、発電した電力のうち自家消費されないものは市内の公共施設や農林水産関連施設で消費する必要があります。
蓄電池設備に関しては、上記の太陽光発電設備の付帯設備であり、定格容量が4,800Ah・セル以上であること、1kWhあたりの価格が19万円以下であることが条件です。また、停電時の非常用予備電源としてではなく、平時においても充放電を繰り返す定置用の設備であることが求められます。
補助金の額は太陽光発電設備の場合、1kWあたり50,000円が支給されます。ソーラーカーポートを導入する場合は対象経費の1/3以内、建材一体型太陽光発電設備(窓)は3/5以内、建材一体型太陽光発電設備(壁)は1/2以内が補助されます。蓄電池設備については、価格の3分の1が補助されます。営農型太陽光発電設備は補助対象経費の2分の1が支給されます。
補助対象者は、市内に自ら所有する工場や事業所等に補助対象設備を設置する民間事業者、市内の工場や事務所等に補助対象設備を設置するPPA・リース事業者、または営農型太陽光発電を設置する者です。さらに、松浦市税を滞納していないこと、国や県、市から他の補助金を受けていないことが条件です。
申請手続きについては、交付要綱および申請の手引きを確認の上、必要書類を松浦市役所本館2階産業振興課企業・エネルギー係へ持ち込みまたは郵送で提出してください。インターネット等による申請は受け付けていません。交付申請書の提出期限は令和6年10月31日17時15分まで、実績報告書の提出期限は令和7年2月28日17時15分までです。事業完了から20日以内に提出が必要です。
事業の変更や中止、取り下げの場合は速やかに変更・中止・取下承認申請書を提出してください。完了予定日の変更も同様に速やかに完了予定日変更報告書を提出する必要があります。
企業はこの補助金を活用し、再生可能エネルギーの導入を進めることで、地域の環境負荷軽減に貢献することが期待されています。
⇒ 詳しくは長崎県松浦市のWEBサイトへ