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2024年6月13日

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次世代医療基盤法が更新!個人情報を守りつつ新薬開発を促進する新施策導入

引用 内閣府 1人のデータ、みんなの健康、次世代法 より

1人のデータ、みんなの健康、次世代法(内閣府)

2024年6月3日、次世代医療基盤法が更新され、医療の進展を目的とした新しい施策が導入されました。この法律は、個人の医療情報を匿名化し、新薬や治療法の開発に活用するためのものです。情報は国が認定した事業者にのみ提供され、安全に管理されます。

新たに導入された「仮名加工医療情報」の仕組みにより、従来の「匿名加工医療情報」に加え、個人情報を保護しながらもより詳細な医療データの提供が可能になりました。仮名加工医療情報は、個人情報保護の観点から、国が認定した事業者に限られて提供されます。この仕組みは、医療データの削除や改変が不要であるため、希少な症例のデータ提供に有用です。

さらに、匿名加工医療情報と医療・介護に関する公的データベースの連結が可能となり、過去の診療や投薬の状況とその結果を統合して分析できるようになりました。これにより、診療や投薬の効果をより正確に把握できるようになり、医療の質が向上します。

具体的には、ビッグデータとしての実診療データを分析し、患者一人ひとりに最適な医療を提供することが期待されています。例えば、大量のCT画像を機械学習させた人工知能(AI)を用いることで、病気の早期診断や早期治療が可能になります。

この仕組みでは、協力医療機関から通知を受けた患者が情報提供を拒否しない限り、国が認定した事業者に医療情報が提供されます。情報提供を希望しない場合は、いつでも拒否することが可能です。

今回の更新により、次世代医療基盤法はさらに進化し、医療の発展に大きく寄与することが期待されています。医療情報の安全な管理と適切な利用により、新薬や新しい医療機器の開発が進み、より多くの患者が恩恵を受けることができるでしょう。

⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ

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