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2024年8月29日

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津山市が地域材利用を支援、最大80万円の補助金を提供

令和6年度津山市地域材利用促進事業補助金

令和6年度の津山市地域材利用促進事業補助金について、津山市では市内の林業振興と地域経済の活性化を目指して、地域材を使用した建築物の新築や改修を行う市内施工業者に対して補助金を交付する制度を実施しています。この補助金は、地域材の使用を奨励し、地域の自然資源を有効活用することで、地元経済を支えることを目的としています。

この補助金制度は、令和5年度からいくつかの点で改正が加えられました。まず、新築補助金とリフォーム補助金が一本化され、県産森林認証材の利用が補助要件に含まれるようになりました。これにより、木材の使用箇所や部材に関する要件が廃止され、補助金額は使用された木材の量に基づいて決定されるようになりました。具体的には、認証材を1立方メートル以上使用することが補助の対象となります。また、申請期限も納材の20日前までに設定され、補助金申請における手続きが簡略化されています。

補助対象となる建築物については、津山市内に立地し、認証材を用いて新築または改修が行われるものが対象です。補助金は新築や改修で使用される認証材の材積が1立方メートル以上であることが条件で、過去に同一の箇所に対して補助金が交付されていない建築物が対象となります。申請は予算の範囲内で先着順となっており、早期に申請することが推奨されます。

補助金の額は、認証材1立方メートルあたり8万円で、最大で50万円の補助が受けられます。さらに、製材・乾燥・納材が全て市内の事業者によって行われる場合、上限が80万円まで引き上げられます。

申請には、工事請負契約書や建築確認済証、納材証明書などの提出が必要です。また、申請書類は、申込書や平面図、写真、完納証明書、誓約書など、多岐にわたる書類を用意する必要がありますので、準備を怠らないよう注意が必要です。

令和6年4月1日から申込みの受付が開始され、先着順での受付となります。申請が受理されると、当該年度の3月31日までに完了報告を提出することが求められます。申請書類は、津山市のホームページからダウンロード可能で、詳細な要件や手続きについては、津山市地域材利用促進事業補助金要領やパンフレットを参照することが推奨されます。

さらに、三世代世帯居住促進補助金や木づかい定住促進対策補助金との併用が可能である場合、追加で補助金が受けられる場合があります。これらの制度は、認証材を使用した住宅を建築し、三世代で定住する意思がある方や、市外から津山市に転入する方を対象としています。申請に際しては、各補助金の交付要件を満たしているかどうかを確認し、必要な書類を整えて提出することが必要です。

地域材の利用を促進し、地元の経済を支えるこの補助金制度は、津山市の森林資源を守りながら、地域に根ざした持続可能な発展を支援する重要な施策となっています。興味のある施工業者や建築主の方は、早めの申請をお勧めします。

⇒ 詳しくは津山市のWEBサイトへ

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