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2024年4月7日

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派遣労働者数192万人!令和5年派遣労働者の現状

労働者派遣事業の令和5年6月1日現在の状況(速報)(厚労省)

厚生労働省が最近発表したデータによると、労働者派遣事業の現状に関する最新の情報が明らかになりました。ここでは、令和5年6月1日時点の派遣労働者の数や動向を詳しく見ていきましょう。

まず、派遣労働者の全体数に目を向けると、約192万人となっており、前年と比べて3.4%の増加を示しています。この中で、無期雇用の派遣労働者は約79万人に上り、これは前年比で6.0%の増加です。その中でも特に、法律に基づく協定に該当する派遣労働者は約76万人で、6.8%の増加率を示しています。一方で、有期雇用の派遣労働者は約113万人で、こちらは前年比で1.6%の増加となっており、同じく協定に該当する派遣労働者も約106万人に上り、2.3%増加しています。

特に注目されるのは、製造業で働く派遣労働者の数です。約43万人が製造業務に従事しており、前年に比べて4.1%増加しています。無期雇用の派遣労働者は約17万人で、前年より6.6%増えており、特に協定に該当する者は約16万人で9.5%の増加を見せています。有期雇用の派遣労働者では、約26万人が製造業に従事し、前年比2.5%の増加、協定に該当する派遣労働者は約25万人で、3.0%増加しています。

このデータから、派遣労働者市場が全体的に成長していることが分かります。特に、製造業での需要が高まっており、無期雇用と有期雇用の両方で派遣労働者数が増加しています。労働者派遣法に基づく適正な運営が行われ、派遣労働者の保護も進んでいることがうかがえます。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ