2024年9月2日
労務・人事ニュース
浜田市の新規開業支援、最大230万円の補助金でスタートアップをサポート
令和6年 浜田市商業支援事業補助金
浜田市では、地域の商業活動を活性化し、地域経済を支えるために、さまざまな商業支援事業補助金を提供しています。この補助金は、市内の小売業や飲食サービス業などの新規開業を支援するとともに、商店街の環境整備や移動販売事業の促進にも力を入れています。以下に、主な支援内容と申請方法について詳しく説明します。
まず、小売店などの開業を目指す中小企業者や個人に対しては、「小売店等開業支援事業補助金」が提供されます。これは、日本標準産業分類に該当する小売業や飲食サービス業などにおいて、新たに開店を計画している方が対象となります。補助対象経費としては、店舗の改修費、備品購入費、家賃、広告宣伝費が含まれ、補助金額はこれらの経費の半額以内で、上限200万円(39歳以下の場合は230万円)まで支給されます。
次に、商店街などの商業環境の整備を目的とした「商業環境整備事業補助金」もあります。こちらは、中小企業者や商店街組織、商工会議所などが対象で、設備整備にかかる経費が補助の対象となります。補助金額は経費の半額以内で、こちらも上限は200万円(39歳以下の場合は230万円)となっています。
また、地域の高齢化や過疎化が進む中、特に重要な役割を果たす「移動販売・宅配支援事業補助金」も設けられています。この補助金は、食料品や日用品の移動販売や宅配を行う中小企業者や商工会議所などが対象です。車両の取得費や備品購入費、広告宣伝費が補助対象となり、経費の3分の2以内の額が支給されます。上限額は200万円(39歳以下の場合は230万円)です。また、運営にかかる経費として、燃料費や車検費用、修理費などに対しても、1年目10万円、2年目8万円、3年目6万円が定額で支給され、最大3年間の支援が受けられます。
補助対象期間は、交付決定日から令和7年3月10日までとなっており、事業開始前に交付申請が必要です。交付決定前に発生した経費は補助対象外となるため、事業開始前にしっかりと申請を行うことが求められます。
申請手続きに関しては、浜田商工会議所または石央商工会を通じて行う必要があります。また、本補助金を受けるには、事前に浜田市起業等計画認定審査会での認定が必要です。申請書や事業計画書を準備し、必要な書類とともに商工労働課に提出することで、申請が進められます。なお、申請から交付決定までには約1ヵ月を要するため、早めの準備が求められます。
この補助金は、地域経済の持続的な発展を支援するための重要な施策です。商業活動を考えている方や、地域の商業環境を整備したい方は、ぜひこの機会に申請を検討してみてください。
⇒ 詳しくは浜田市のWEBサイトへ