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2024年4月20日

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海の緑が地球を救う – 日本の海藻藻場が吸収した驚異の35万トンCO2

海藻藻場による二酸化炭素の吸収量の報告は世界初(国交省)

日本が国連に対し、海洋植物による二酸化炭素の吸収データを報告しました。このデータには、海藻の藻場が大気中の約35万トンの二酸化炭素を吸収していることが含まれており、これは世界で初めての報告です。この報告は、2024年4月12日に行われました。

毎年4月、国連気候変動枠組条約の加盟国は温室効果ガスの排出及び吸収量を報告します。日本はこの機会に、特に海藻藻場による二酸化炭素の吸収を詳細に含めることにしました。これにより、海藻藻場の重要性とその環境に対するプラスの影響が国際的に認識されました。

国土交通省は、ブルーカーボン生態系を活用して、地球温暖化対策と生物多様性の保護を進めています。また、港湾空港技術研究所との共同研究により、沿岸域の藻場の広がりを推定する新しい方法が開発されました。これは農林水産省が開発した吸収係数を用いて、より正確なデータを得るためです。

さらに、日本は高精度で藻場を把握し、管理するための技術も開発しています。特に、グリーンレーザーを搭載したドローンを使用することで、これまで把握できなかった藻場の面積も計測できるようになりました。これにより、藻場の繁茂状況や二酸化炭素吸収量の正確な計算が可能になり、国土交通省は関係機関と協力しながら、この技術の精度向上に努めています。

このように日本は、海洋を通じて地球環境の改善に積極的に貢献しており、国際的にもそのリーダーシップを発揮しています。今後も継続的にこの分野での研究と技術開発が進められることが期待されます。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ