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2024年10月30日

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漁船の安全対策で模範となる取組が表彰!令和6年度の優秀団体が安全啓発活動で漁業者の命を守る

令和6年度「漁船の安全対策に関する優良な取組に対する表彰」受賞者の決定及び表彰式の開催について(水産庁)

令和6年10月21日、水産庁は「漁船の安全対策に関する優良な取組に対する表彰」の受賞者を発表しました。この表彰制度は、漁業における安全対策の推進を目的として平成28年度に創設され、漁船事故を防ぐための優れた取り組みを行っている団体を表彰し、その取り組み事例を広く伝えることで、漁業者の安全意識向上を目指しています。

近年、漁船からの海中転落や船舶の衝突事故などにより多くの漁業者が命を落としている現状があり、このような事故を減らすためにはライフジャケットの着用促進をはじめとする安全対策の強化が不可欠です。表彰制度は、こうした取り組みを進めている団体を称え、その実績を広報することで、さらなる事故防止を促進する狙いがあります。

令和6年度の受賞団体には、シルバー賞とブロンズ賞が贈られました。シルバー賞を受賞したのは、北海道の網走漁業協同組合と愛媛県の寒川支所を有する愛媛県漁業協同組合です。網走漁協は、地域住民や漁業者に対して海難の恐ろしさを伝え、漁業者への安全指導を行うなど、海難防止活動を積極的に推進してきました。また、愛媛県漁業協同組合寒川支所は、ライフジャケットの着用を促進する講習会の開催や、女性部会によるライフジャケットの着用呼びかけを行い、漁業者に対してライフジャケットの無償提供を行うなど、安全対策の模範的な取り組みを続けています。

ブロンズ賞を受賞したのは、北海道の枝幸漁業協同組合です。同漁協は、海難防止対策委員会を設立し、地域住民への広報啓発や漁業者への訪船指導を行い、海難防止活動に尽力しています。

これらの表彰団体は、漁業現場における安全対策の強化に貢献しており、その取り組みは他の漁業者にも良い手本となっています。表彰式は令和6年10月25日(金曜日)に開催され、公開される予定です。記念撮影も行われ、表彰された団体の功績がさらに広く知られることになるでしょう。水産庁はこの表彰を通じて、漁船の安全対策をさらに強化し、今後も漁業者の命を守る取り組みを支援していく方針です。

各受賞団体の詳細な取組内容や受賞理由については、水産庁の添付資料を参照することができます。

⇒ 詳しくは水産庁のWEBサイトへ

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