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2024年6月17日

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熱中症対策の決定版!職場での水分と塩分のバランスを保つための具体的な方法

【職場における熱中症予防】5.水分塩分同時補給(厚労省)

職場での熱中症予防に関する重要なポイントをお伝えします。特に、水分と塩分の同時補給が効果的であることを強調します。

まず、労働者の約半数が仕事を始める前からすでに脱水状態であるというデータがあります。これは非常に危険であり、必ず水分補給を行う必要があります。自分が脱水症状になっているかどうかは、簡単なセルフチェックで確認できます。例えば、手の甲の皮膚をつまみ上げて離し、元の状態に戻るのに2秒以上かかる場合や、手の親指をつまんで離した際に爪の色が白からピンクに戻るのに3秒以上かかる場合は、脱水の可能性が高いです。また、尿の色も確認ポイントであり、濃い色の尿は脱水のサインとなります。

水分が不足していると感じた時、一度に大量の水を飲むのは避けるべきです。なぜなら、体内の水分と塩分のバランスが崩れ、体調不良を引き起こすからです。汗をかいた分の水分を補給する際には、同時に失われる塩分も補給することが重要です。普段の水分補給としては、塩分を含むスポーツ飲料が適しています。目安としては、30分ごとにコップ1杯(200ml程度)を少しずつこまめに飲むことが推奨されます。

脱水症を起こしている場合、蛍光補水液が適しており、500から1000mlを目安に無理のない速さで摂取します。スポーツ飲料は、商品によって成分が異なるため、食塩相当量100mlあたり0.1から0.2gと表示されているものを選ぶとよいでしょう。塩分や糖分の取り過ぎを防ぐために、自分で作る場合は、麦茶や水1リットルに対して大さじ4と1/2の砂糖と小さじ1/2の塩を加えます。糖分を控えたい場合は砂糖の量を調整してください。

さらに、食事からも塩分を補給することが大切です。例えば、梅干しや塩昆布、漬物、味噌汁などを食事に取り入れると良いでしょう。無意識のうちにじわじわと汗をかき、軽い脱水状態になっていることもあります。このため、喉が渇く前にこまめに水分を補給する習慣をつけることが重要です。職場では、飲み物を手元に置いておくことや、タイムカードの横にウォーターサーバーを設置するなど、水分補給しやすい環境を整えることも必要です。

最後に、定期的に水分と塩分を補給することで、熱中症を効果的に予防できます。軽い脱水状態でも喉の渇きを感じないことがあるため、習慣として水分と塩分を補給するよう心掛けましょう。

⇒ 詳しくは厚生労働省のYoutubeチャンネルへ

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