2024年12月17日
労務・人事ニュース
物流現場での障害者の活躍事例から学ぶ働きやすい環境づくりのポイントとは?
働く広場 2024年12月号(JEED)
2024年12月号の『働く広場』では、多様な視点から障害者雇用や就労支援に関する最新の情報をお届けします。心に響くアートや実践的な雇用事例、そして研究レポートまで、多岐にわたるコンテンツが展開されています。
アートコーナーでは「たんぽぽの家アートセンターHANA」の長田恵さんによる特集が掲載され、桔梗草や雪の下にまつわる美しい表現が紹介されています。一方、「私のひとこと」では、車いすユーザーであり看護師として活躍する三井和哉さんの経験談が語られ、障害を負った後の一般就労までのプロセスや心境の変化が詳細に綴られています。
職場ルポでは、和歌山県に拠点を置く株式会社タカショーが取り上げられています。ピッキングや梱包作業など、物流を支える現場で障害者がいかに戦力となっているかが具体的に描かれています。また、マンガ形式で障害者雇用のポイントを解説する「クローズアップ」では、採用選考における実践的な知識が得られる内容となっています。
さらに、障害者雇用を進める企業向けの支援情報も充実しています。JEEDインフォメーションでは、就労支援機器や雇用事例集を活用する方法を提案し、メールマガジンの新規登録を募集しています。また、省庁からの情報として、内閣府の令和6年版障害者白書の抜粋が紹介されています。
特集記事だけでなく、エッセイや研究開発レポートも見逃せません。「誰一人取り残さない防災とは?」と題したエッセイでは、福祉と防災の分断問題を掘り下げ、実現可能な解決策を提案しています。一方、AI技術の進展が障害者の職域にどのような影響を与えるかを調査した研究開発レポートは、将来を見据えた貴重な情報源となるでしょう。
銀行業務を支える鳥取銀行の取り組みや、かんでんエルハートによる新規事業創出への挑戦など、実際の職場での取り組みも紹介されています。これらの事例は、障害者雇用に取り組む企業にとって大いに参考となるはずです。
最後に、掲示板や次号予告では、さらなる情報を提供する予定です。障害者雇用に関するお悩みを解決する「障害者雇用管理サポーター」の紹介もあり、実際に活用できる支援が盛り込まれています。
幅広いテーマで構成されたこの12月号は、障害者雇用に携わる全ての方にとって有益な一冊となるでしょう。ぜひ、ご一読ください。