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2025年2月28日

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物流DXの新時代!Cyber Portの新機能で1日14万回アクセスのVSS情報を取得可能に

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日本発着コンテナ船の動静情報取得機能に関するトライアルを実施 ~東洋信号通信社のVSSの情報をCyber Portから取得可能に~(国交省)

港湾物流の効率化を目指し、国土交通省港湾局が運営するCyber Portが新たな機能の無料トライアルを開始することを発表した。この機能は、東洋信号通信社が提供するVSS(Vessel Schedule Service)との連携により、コンテナ船の動静情報をCyber Port上で取得できるようにするものであり、物流業務のさらなる効率化が期待されている。無料トライアルの実施期間は令和七年二月十七日から三月十四日までとなっており、事業者はこの機会に新機能の実用性を試すことができる。

Cyber Portは、港湾物流の電子化を推進するために設立されたプラットフォームであり、港湾に関わる手続きをデジタル化することで業務の効率化や生産性向上を目指している。従来、港湾物流における手続きは紙ベースで行われることが多く、情報の伝達に時間がかかるだけでなく、データの一元管理が困難であった。この課題を解決するためにCyber Portは導入され、民間事業者間の物流手続きをスムーズに行えるようにしている。

東洋信号通信社が提供するVSSは、リアルタイムの入出港確定情報や輸出入の換算レートなど、物流関係者にとって必要不可欠な情報を提供するサービスであり、一日に約十四万回ものアクセスがあるほど広く活用されている。しかし、これまでのVSSの情報提供は本船単位で行われており、企業が自社の貨物ごとに詳細な動静情報を取得することはできなかった。このため、Cyber PortではVSSとの連携により、企業ごとの取引案件に基づいた情報を取得できる新機能を開発し、無料トライアルを通じて実用性の検証を進めることとなった。

新機能の大きな特徴として、企業が自社の貨物に関する動静情報をリアルタイムで取得できる点が挙げられる。従来のように本船単位での情報提供ではなく、企業ごとに必要なデータを個別に取得できるため、物流管理の精度が向上する。また、API連携により、企業がすでに運用しているシステムと接続することができ、必要な情報を自動で取得できるようになる。これにより、手作業でのデータ入力の手間を削減し、業務の効率化を図ることが可能となる。

さらに、VSSに掲載されていない一部の本船動静情報も取得できるため、物流の可視性が向上し、より正確なスケジュール管理が可能となる。物流業界では、貨物の遅延が企業の収益に直結するため、リアルタイムで正確な情報を得ることが競争力の向上につながる。今回の新機能により、企業は迅速な意思決定を行い、港湾物流におけるリスクを最小限に抑えることができるようになるだろう。

無料トライアルの対象は、Cyber Portの利用登録を行い、本機能に関するアンケートに協力できる事業者となっている。トライアル期間中は無料で利用できるが、正式リリース時には有料化が予定されているため、企業はこの機会に新機能の導入効果を試し、今後の業務効率化に活かすことが求められる。新機能の導入により、コンテナ物流の管理がよりシンプルになり、人的ミスの削減や業務プロセスの最適化が実現することが期待される。

Cyber PortとVSSの統合により、物流業務のデジタル化が加速することは間違いない。従来のアナログな管理方法では、複雑な情報を扱う際に時間がかかるだけでなく、情報の正確性にも課題があった。しかし、デジタル化された物流プラットフォームを活用することで、企業はより迅速かつ的確にデータを取得し、業務の効率化を実現することができる。

特に国際物流においては、港湾でのスケジュール管理が非常に重要であり、一つの遅延がサプライチェーン全体に影響を及ぼすことも珍しくない。したがって、リアルタイムでの情報取得が可能となるこの機能は、多くの企業にとって競争力を高める要素となるだろう。今後の物流業界では、デジタル技術を活用した効率化が求められており、Cyber Portの新機能がその先駆けとなることが期待されている。

今回の無料トライアルの成果を踏まえ、正式リリースに向けたさらなる機能改善が進められる予定である。企業はトライアル期間中に実際の業務で新機能を試し、その有用性を確認した上で導入を検討することができる。このような新しいテクノロジーの活用により、物流業界全体の生産性が向上し、よりスムーズな港湾物流が実現する可能性が高い。

企業が競争力を維持するためには、最新のテクノロジーを積極的に取り入れ、業務の最適化を図ることが不可欠である。Cyber Portの新機能を活用することで、企業は物流管理の精度を向上させ、より効率的な業務運営を実現することができる。無料トライアルを活用し、デジタル化の恩恵を最大限に受けることで、企業の物流戦略をさらに強化することが求められている。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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