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2024年7月10日

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特殊詐欺の認知件数減少も被害額増加、5月の状況発表

令和6年5月の特殊詐欺認知・検挙状況等について(警視庁)

令和6年5月における特殊詐欺の認知・検挙状況が発表されました。この期間の特殊詐欺の認知件数は7,389件となり、前年同期と比べて387件減少し、減少率は5.0%でした。しかし、被害額は185.1億円で、前年同期比で27.4億円増加し、増加率は17.4%となりました。

オレオレ詐欺の認知件数は1,689件で、前年同期比27件減少し、減少率は1.6%でしたが、被害額は85.0億円と前年同期比36.5億円増加し、増加率は75.2%に達しました。預貯金詐欺の認知件数は860件で、前年同期比198件減少し、減少率は18.7%でした。被害額は8.1億円で、前年同期比6.5億円減少し、減少率は44.6%となりました。

架空料金請求詐欺の認知件数は2,050件で、前年同期比13件減少し、減少率は0.6%でしたが、被害額は48.6億円で、前年同期比3.7億円減少し、減少率は7.1%でした。還付金詐欺の認知件数は1,789件で、前年同期比18件増加し、増加率は1.0%となりました。被害額は26.8億円で、前年同期比6.5億円増加し、増加率は31.8%でした。

キャッシュカード詐欺盗の認知件数は613件で、前年同期比371件減少し、減少率は37.7%となりました。被害額は7.0億円で、前年同期比7.0億円減少し、減少率は49.9%でした。その他の特殊詐欺については認知件数が388件で、前年同期比204件増加し、増加率は110.9%となりました。被害額は9.7億円で、前年同期比1.7億円増加し、増加率は20.6%でした。

以上の統計からも分かるように、特殊詐欺全体の認知件数は減少傾向にある一方で、被害額は大幅に増加しています。特に、オレオレ詐欺の被害額増加が顕著であり、詐欺手口の巧妙化や高額化が進んでいることが示唆されます。今後も引き続き警戒が必要です。

⇒ 詳しくは警視庁のWEBサイトへ

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