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2024年5月31日

労務・人事ニュース

現金給与総額は302,060円(1.0%増) 毎月勤労統計調査 令和6年3月分結果確報(厚労省)

毎月勤労統計調査 令和6年3月分結果確報(厚労省)

毎月勤労統計調査によると、事業所規模5人以上の労働者を対象にしたデータが令和6年3月に発表されました。結果によると、現金給与総額は全体で302,060円と前年同月比で1.0%増加しました。内訳を見ていくと、一般労働者の平均給与は388,858円で1.3%増加し、パートタイム労働者の平均給与は108,305円で2.8%増加しています。

特に注目すべき点として、パートタイム労働者の時間当たり給与が1,325円と前年同月比で4.9%増加していることが挙げられます。これは、パートタイム労働者の労働条件が改善されつつあることを示している可能性があります。

また、所定内給与に関しては、一般労働者が329,301円で2.0%増加し、パートタイム労働者が103,105円で3.1%増加しました。これにより、労働者全体の所定内労働時間も減少傾向にありましたが、パートタイム労働者の所定内労働時間は特に顕著に増加しています。

一方、所定外給与については、全体で19,911円と前年同月比で0.5%減少しています。特に一般労働者の所定外給与が27,473円で前年同月比で0.1%の増加にとどまっており、パートタイム労働者の所定外給与は3,031円で2.3%増加しています。

労働時間に関しては、総実労働時間は136.3時間と前年同月比で2.6%減少しています。一般労働者は161.4時間で2.5%減少し、パートタイム労働者は80.1時間で1.6%減少しています。特に所定内労働時間が全体で125.8時間と前年同月比で2.6%減少し、所定外労働時間は10.5時間で2.8%減少しています。

出勤日数に関しては、全体で17.5日と前年同月比で0.3日減少しています。一般労働者は19.2日で0.5日減少し、パートタイム労働者は13.6日で0.1日減少しています。

常用雇用者数については、全体で50,034千人と前年同月比で1.4%増加しています。一般労働者は34,558千人で3.1%増加し、パートタイム労働者は15,475千人で2.8%減少しています。特に、パートタイム労働者の割合が30.93%と前年同月比で0.56ポイント増加しています。

これらのデータは、労働市場における給与と労働時間の変動を示しており、特にパートタイム労働者の労働条件の改善が進んでいることを反映しています。企業の採用担当者にとっては、パートタイム労働者の給与改善と雇用安定化に向けた取り組みが求められる時期に来ていると言えるでしょう。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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