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2024年3月24日

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環境省 2025年から変わる水質管理基準、水質汚濁防止法の改正で大腸菌数検定方法を更新

環境大臣が定める排水基準に係る検定方法の一部改正(環境省)

2024年3月13日、環境省は、水質汚濁に関わる排水の基準とその検定方法に関して重要な改正を実施しました。この改正は、過去に見直された水質に関する環境基準、特に大腸菌群数の基準値を反映させるために行われました。改正された検定方法では、従来の「大腸菌群数」が「大腸菌数」に変更され、これに伴い、水質検定のプロセスも更新されています。

この改正は、2021年4月に水質汚濁に関する基準値が見直されたことに起因しています。そして、この基準値の変更を受けて、2023年1月25日には水質汚濁防止法施行規則などの関連法規が更新されました。これらの変更は、排水される水の質を定める基準において、「大腸菌群数」の項目に注目して行われたものです。

具体的には、改正後の検定方法には、特定酵素基質を含む寒天培地を用いた大腸菌数の測定法が採用されています。この新しい方法により、水質を検定する際の正確さが向上し、特に下水の水質管理において、より信頼性の高いデータが得られるようになりました。

この改正の法的根拠は、水質汚濁防止法とその施行規則に基づいています。新たな検定方法の詳細は、環境省告示で定められており、これにより水質検定の手順が明確にされています。

施行日は2025年4月1日に設定されており、この日から新しい検定方法が適用されることになります。この改正は、水質管理の向上を目指し、公衆衛生の保護と環境保全に貢献することが期待されています。

⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ