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2024年11月3日

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環境規格取得で最大10万円の補助金!姫路市が中小企業を支援

令和6年 姫路市 環境関連規格認証取得支援事業

姫路市が提供する「環境関連規格認証取得支援事業」は、環境に配慮した事業活動を推進するための中小企業向け支援制度です。市内に事業所を持つ中小企業者が、新たに環境関連規格(グリーン経営認証、ISO14001、エコアクション21)を取得する際、その費用の一部を助成することで、持続可能な経営活動を支援します。特に令和3年度からは、グリーン経営認証が新たに補助対象として追加され、より広範な企業が支援を受けられるようになっています。

この補助金の対象となるのは、中小企業基本法第2条第1項で定められた基準に従う中小企業者です。具体的には、事業所が姫路市内にあり、事業活動を行っていることが必要です。また、申請者が市税を滞納していないことが条件となり、既に同じ規格で過去に補助金を受け取ったことのある事業者や規格の更新を行う場合は対象外です。中小企業者としての基準は業種によって異なり、たとえば製造業や建設業であれば従業員300人以下、または資本金3億円以下が基準となります。一方、サービス業や小売業では従業員数や資本金の基準がさらに低く設定されています。

補助対象となる経費には、認証取得にかかる申請料や基本料、審査料、登録料、そして審査員の交通費や宿泊費が含まれます。ただし、これらにかかる消費税は補助対象外であり、また市外の事業所と同時に認証を取得する場合は、その分の費用を按分する必要があります。また、コンサルタントとの契約費用などは対象外とされている点にも注意が必要です。

助成額は、補助対象経費の2分の1に相当する金額となり、ただし上限は10万円とされています。千円未満の金額は切り捨てられます。申請は認証取得後90日以内に行う必要があり、この期間を過ぎると申請できなくなります。

申請に必要な書類としては、補助金交付申請書(様式第1号)や法人の登記事項証明書、審査登録機関との契約書の写し、そして環境関連規格の登録証の写しなどが挙げられます。これに加えて、補助対象経費の支払いを証明する書類や市税の未納がないことを証明する滞納無証明書も提出が必要です。これらの書類を揃えた上で、環境政策室に直接持参する形で申請を行います。

この制度は、地域の中小企業が環境に配慮した経営を推進するための強力なサポートとして機能しています。企業が環境規格を取得することで、持続可能な経営を実現し、社会的な信頼を高めるとともに、地域経済の発展にも貢献することが期待されています。

⇒ 詳しくは姫路市のWEBサイトへ

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