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2024年4月14日

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生活費と収入のジレンマ 2024年2月における勤労者世帯の財務状況の変遷

家計調査報告(二人以上の世帯)2024年(令和6年)2月分(総務省)

日本の家計動向についての最新レポートが公開され、それによると、2024年2月時点での二人以上世帯の消費支出と実収入には注目すべき変動が見られました。

このレポートは、年ごとの変化を追い、月次、四半期、年次の結果を詳細に分析しています。特に、2023年のデータと2024年初頭の数値が詳細に比較されています。

2023年を通じて、二人以上の世帯における消費支出は1.2%増加しましたが、2023年末から2024年初にかけては顕著な減少を示しました。

2023年11月には前年同月比で2.9%減少し、その後も減少傾向が続き、2024年2月には前年同月比で0.5%減少しました。さらに、季節調整後の月次変化を見ると、2024年2月には前月比で1.4%増加しています。

勤労者世帯に着目すると、名目での実収入は変動が大きく、特に実質値で見ると2023年には大幅な減少が見られました。2023年末には実質で前年同月比で4.4%減少し、しかし2024年に入ってからは少しずつ回復の兆しを見せ、2月には前年同月比で0.7%の増加が記録されました。

具体的な数字を見ると、二人以上の世帯の平均消費支出は279,868円で、前年同月比で実質0.5%減少しましたが、名目では2.8%の増加がありました。また、勤労者世帯の平均実収入は561,495円で、実質では2.5%減少、名目では0.7%増加しました。

このデータは経済状況の変化を反映しており、世帯の消費行動や収入状況を理解する上で重要な指標となっています。経済の先行き予測や家計の財務計画に影響を及ぼすことから、このような統計は多くの人々や政策立案者にとって価値があります。

⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ