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2024年4月5日

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産学協働で創る、関西のバッテリー産業人材育成の新時代

バッテリー分野初の産学連携教育プログラムがスタート(経産省)

2024年3月28日、関西地域で新しい取り組みが始まりました。この取り組みは、蓄電池産業で必要とされる専門家の育成を目指しています。これには、産業界と学界の協力により、高校生から社会人までを対象とした教育プログラムが含まれます。このプロジェクトは、「バッテリー人材育成の方向性2.0」と名付けられ、関西蓄電池人材育成等コンソーシアムによって推進されています。

このプログラムは、日本国内で2030年までに150GWh、全世界で600GWhの製造能力を目指すという野心的な目標に向けたものです。そのためには、蓄電池分野で活躍できる専門家の育成が急務とされています。

今年度、関西蓄電池人材育成等コンソーシアムは、具体的な教育カリキュラムを開発しました。これには、視聴覚教材や実習を含むさまざまな教育方法が取り入れられています。特に、高等学校や高等専門学校では、14校でこの教育プログラムが実施される予定です。

一方、大学生や社会人を対象としたプログラムでは、専門的な知識を深めるためのコースが用意されています。産総研関西センターや近畿大学などの教育機関が、これらのプログラムを支えています。近畿大学では、横断的な学びを提供する「バッテリー人材育成プログラム」が開講されることになりました。

今後も、より多くの教育機関がこの取り組みに参加するよう努めるとともに、教育プログラムの拡充や教材の開発が進められる予定です。これらの活動を通じて、蓄電池産業の発展と専門家育成の促進を目指しています。

このプログラムは、蓄電池関連産業が集積する関西地域での人材育成を目的としており、多くの企業や教育機関、自治体が連携しています。現在、46機関が参加しており、その中核をなすのは近畿経済産業局、電池工業会、電池サプライチェーン協議会です。

⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ

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