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2024年11月1日

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由布市の中小企業支援プロジェクト、最大30万円の補助金で新商品開発をサポート!

令和6年度由布市中小企業者等経営力強化支援事業

由布市商工会が主催する「令和6年度由布市中小企業者等経営力強化支援事業」は、物価の高騰や経済環境の変化に対応し、中小企業の生産性向上や販路拡大を支援するための取り組みです。この事業は、地域の企業が持続的に成長するために必要なサポートを提供することを目的としており、特に経営基盤が弱い中小企業に対する具体的な支援が行われます。

支援の対象となる企業は、市内に本店または主たる事業所を持つ法人や、個人事業主として市内に主たる事業所を有している事業者です。また、市税に滞納がないことや、物価高騰の影響で売上総利益率が3%ポイント以上の差が生じていることなどが要件となります。これにより、経営環境の変化に敏感に反応し、適応するための支援を受けることができます。

この支援事業の受付期間は、令和6年6月17日から令和7年1月31日までとなっており、予算の上限に達し次第、受付が終了します。したがって、早めの申請が推奨されます。申請の際には、売上の減少を証明する書類や事業計画書など、必要な書類を整えることが求められます。

本事業には、主に生産性向上枠と販路開拓枠の2つのカテゴリーがあります。生産性向上枠では、企業が提供する商品やサービスに付加価値を加える取り組みや、業務の効率化を図るための活動が支援されます。具体的には、新商品の開発や新サービスの導入など、独自性を持ち他社との差別化を図る施策が求められます。この取り組みは、一時的な改善ではなく、中長期的な効果が期待できるものである必要があります。補助金の上限額は30万円で、補助率は2分の1ですが、インボイス制度の導入による事業者やDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む事業者に対しては、補助率が3分の2に引き上げられます。

一方、販路開拓枠では、企業が新しい販売方法や流通経路を見つけ、新たな市場を開拓するための取り組みが対象となります。これには、展示会や商談会への参加、販促活動のための印刷物の作成が含まれます。この枠での補助金の上限額は10万円で、補助率は生産性向上枠と同様に2分の1、インボイス事業者に対しては3分の2となります。

対象となる経費は、事業の実施に直接必要なものに限られます。例えば、生産性向上枠では新商品や新サービスの開発に必要な材料費が補助対象となりますが、既存商品の原材料や消耗品などは対象外です。また、販路開拓枠では市外での展示会や商談会に参加するための旅費が補助されますが、タクシー代やガソリン代などは補助対象外となります。さらに、新商品や新サービスの広報を目的としたチラシの作成費用も補助されますが、単なる会社のPRや求人広告に使用されるものは対象外です。

補助金の交付を受けるためには、申請書類の提出が必要です。申請書には、事業計画書や収支予算書、売上減少を証明する書類などが含まれ、由布市商工観光課の承認を得ることが必要です。申請が受理されると、採択決定通知が申請者に送付され、事業が完了した後に報告書を提出することで補助金が支払われます。この際、事業の実施状況を示す写真や領収書、支払い証明書などの提出が求められます。

事業が終了した後、事業報告書や収支決算書などの報告書類を提出し、補助金の交付が決定されます。提出する書類には、契約書や支払いを証明する書類、実施された事業の成果物の写真などが含まれます。これらの書類が整った段階で、補助金の精算が行われます。

この事業は、地域経済の活性化を目指し、由布市内の中小企業が持続的に成長できるようサポートするための重要な施策です。特に、物価高騰による経済環境の厳しい中で、企業が自らの競争力を高めるための取り組みを支援することに重点が置かれています。由布市商工会は、地元企業がこの支援を最大限に活用し、事業の拡大や経営改善に繋げられるよう、さまざまな形でサポートを提供しています。興味を持つ事業者は、早めの申請を検討することが推奨されます。

⇒ 詳しくは由布市商工会のWEBサイトへ

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