2024年11月25日
労務・人事ニュース
病害虫発生予報第9号、ハスモンヨトウなどの多発予測で注意喚起
「令和6年度病害虫発生予報第9号」の発表について(農水省)
農林水産省は令和6年11月13日、「令和6年度病害虫発生予報第9号」を発表しました。この予報は、向こう1か月間における主要な病害虫の発生予測に基づき、農業生産者や関係機関に注意を呼びかけるものです。特に発生が懸念される病害虫として、以下が挙げられています。
まず、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガの発生が全国的に多くなる、またはやや多くなると予測されています。これらの害虫は多種の農作物に被害を及ぼすことから、適切な防除対策が求められます。また、かんきつ類では東海地方の一部地域でハダニ類の発生が多くなる見込みです。このほか、トマトのコナジラミ類など地域ごとに発生が予想される病害虫についても、特に注意が必要とされています。
国による発生予察情報は、気象条件、農作物の生育状況、有害動植物の発生調査結果を分析し、都道府県の協力を得て作成されています。この情報は植物防疫法に基づき、有害動植物の防除を効率的かつ経済的に行うための重要な資料となります。都道府県ごとに提供される詳細情報は、地域に応じた具体的な防除対策を講じるうえでの指針となるため、各地の病害虫防除所の情報を積極的に活用することが推奨されます。
今回の予報は、農作物の収穫期を控えた重要な時期に発表されたものであり、生産者の適切な対応が地域の農業生産に与える影響は大きいと考えられます。農林水産省は、最新の情報に基づいて防除計画を立て、必要に応じて専門機関や地域のアドバイザーの助言を仰ぐことを推奨しています。
発生予報や関連情報の詳細については、農林水産省の公式サイトや都道府県の病害虫防除所のホームページで確認できます。これらの情報を活用し、病害虫被害を未然に防ぐ取り組みを進めることが重要です。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ