2025年3月20日
労務・人事ニュース
石川県の有効求人倍率1.60倍に上昇!(令和7年1月)
- 「夜勤なし」/正看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年4月26日 22:32
- 「夜勤なし」/准看護師/介護施設/残業ありません
最終更新: 2025年4月26日 22:32
- 「車通勤OK」/准看護師・正看護師/介護施設
最終更新: 2025年4月26日 22:32
- 「夜勤なし」/准看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年4月26日 22:32
最近の雇用失業情勢 令和7年1月分
石川労働局の最新の雇用動向について、詳細なレポートを基に解説する。有効求人倍率は1.60倍と、前月より0.03ポイント上昇し、2か月連続での上昇を示した。有効求人数は27,360人で、前月比2.1%の増加となり、一方で有効求職者数は17,071人と0.1%増加した。新規求人倍率は3.00倍と、前月から0.48ポイントの上昇を記録し、3か月ぶりに上昇に転じた。特に正社員有効求人倍率は1.40倍で、前年同月比0.10ポイントの増加となった。
新規求人数は前年同月比で19.6%の増加を見せ、新規求職者数も2.7%増加している。地域別の有効求人倍率を見ると、白山、加賀、輪島のハローワークでは上昇した一方で、金沢、小松、七尾では低下した。石川県全体の雇用情勢としては、令和6年の能登半島地震や豪雨の影響を受け、一部地域に弱さが見られるものの、全体的には持ち直しの動きが見られる。
産業別の新規求人数の増減を詳しく見ると、建設業は224人増(29.6%増)、製造業は160人増(16.5%増)、情報通信業は11人増(10.6%増)、運輸・郵便業は120人増(25.4%増)、卸売・小売業は596人増(39.3%増)、宿泊・飲食サービス業は73人増(12.0%増)、医療・福祉は194人増(10.5%増)、複合サービス事業は12人増(23.5%増)、サービス業全体では5人増(0.5%増)と、幅広い業種で新規求人が増加した。一方で、教育・学習支援業は8人減(3.0%減)と減少した。
雇用の動向に関しては、新規求職者の中で在職者は1,215人(前年同月比2.2%増)、離職者は2,386人(前年同月比4.7%増)となり、離職者の増加率がやや高いことが分かる。離職理由別に見ると、定年退職者は103人(22.6%増)、事業主都合による離職者は460人(1.5%減)、自己都合による離職者は1,763人(6.9%増)と、自己都合による離職が最も多い割合を占めている。
職種別の有効求人倍率では、建築・土木・測量技術者が8.56倍、保安職業従事者が6.40倍、建設・採掘従事者が6.21倍と高い倍率を示している。一方で、事務従事者は0.70倍、美術家・デザイナー・写真家・映像撮影者は0.35倍と低い倍率であることが分かる。
地域別に見ると、金沢の有効求人倍率は2.56倍、白山は2.18倍、小松は1.60倍、加賀は1.66倍、七尾は1.60倍、輪島は2.27倍と、地域ごとに差がある。特に輪島では新規求人数が前年同月比で156.5%増、求職者数は167.6%増と大幅な増加を示している。
総じて、石川県の雇用市場は回復基調にあり、特に建設業、製造業、運輸・郵便業、小売業などで新規求人が増加している。一方で、能登半島地震の影響を受けた地域では弱含む動きも見られるが、全体的には雇用情勢の改善が続いている。
⇒ 詳しくは石川労働局のWEBサイトへ