2024年2月16日
労務・人事ニュース
福井県の社会福祉・医療施設向け、省エネ支援助成金
福井県社会福祉施設および医療機関等における省エネ設備等支援事業助成金
福井県では、原油価格の上昇や物価の高騰といった経済状況を受け、地域の社会福祉施設や医療機関が直面している経費の負担を軽減するための支援策を講じています。この取り組みは、施設利用者への費用負担増加を防ぐことを目的としており、エネルギー消費を抑える設備の導入や更新を促進することに焦点を当てています。具体的には、省エネ設備の導入や更新にかかる費用の一部を助成する事業が展開されます。
この助成金は、「福井県社会福祉施設及び医療機関等における省エネ設備等支援事業助成金」として設けられ、対象となるのは高齢者施設、障がい者施設、児童入所施設、救護施設、医療機関や薬局などです。これらの施設での空調・換気設備、照明設備、冷蔵・冷凍設備などの更新、またはエネルギー管理設備の新設が支援の対象となります。助成される金額は、プロジェクトごとに最低20万円から最大200万円までとなっており、助成率は経費の半分です。
申請期間は令和6年3月21日から3月29日までを予定しており、福井県議会の承認を得て、必要に応じて期間延長も検討されています。申請方法や必要書類に関する詳細は、事業の交付要綱に記載されており、申請者はこれを参考に準備を進める必要があります。また、助成金の申請から交付決定まで約2週間を見込んでおり、申請時には県税の納税状況の確認同意書など、さまざまな様式を提出することが求められます。
この助成金プログラムは、福井県内の社会福祉施設や医療機関がエネルギー効率の良い設備に更新することで、運営コストの削減を実現し、結果として利用者へのサービス提供を持続可能な形で続けられるようにすることを目指しています。申請にあたっては、事業の詳細や申請手続きに関するガイドラインを確認し、必要書類を準備することが重要です。
⇒ 詳しくは福井県のWEBサイトへ