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2024年6月28日

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福岡市の雨水流出抑制施設助成金制度、最大30,000円の支援

雨水流出抑制施設助成制度(雨水貯留タンク、雨水浸透桝、雨水浸透管)を設けています。(福岡市の道路・河川・下水道)

福岡市は、市民による雨水流出抑制施設の設置を支援するために助成金を交付しています。この取り組みは、水害防除のための市民意識を高め、安心して暮らせる街づくりを目指しています。助成対象は、雨水貯留タンクと雨水浸透施設の二つであり、設置する者にはそれぞれ条件が定められています。

まず、雨水貯留タンクについて説明します。これは、建物の屋根に降った雨水を一時的に貯め、河川や水路への流出を抑制するとともに、庭木の散水などに活用できるものです。助成金の対象は市内全域で、タンクの購入価格の半額が助成されます。具体的な助成額は、タンクの容量によって異なり、100リットルから500リットル未満のタンクには最大15,000円、500リットル以上のタンクには最大30,000円が支給されます。

次に、雨水浸透施設についてです。これは、雨水を地下に浸透させる施設で、福岡市排水設備指定工事店による施工が必要です。助成対象区域は市街化区域内とされていますが、一部区域では助成が行われません。助成額は、既存建築物の場合、浸透桝が1基につき20,000円、浸透管が1メートルにつき7,000円、敷地全体で最大100,000円まで助成されます。新築または増築建築物の場合は、浸透桝が1基につき10,000円、浸透管が1メートルにつき4,000円、敷地全体で最大50,000円の助成となります。

助成金の申請手続きには、事前協議、申請書の提出、完了報告などが含まれます。申請者は、設置予定の構造について事前に市長と協議し、助成金交付申請書を提出します。市長が申請内容を審査した上で、交付の可否を決定し、通知書で結果を知らせます。設置が完了した後は、速やかに完了実績報告書を提出し、市長による完了検査を受けます。助成金額の確定通知を受けた後、請求書を提出し、助成金が交付されます。

助成金の交付を受けた者は、施設を7年以上存続させ、良好な状態で管理しなければなりません。第三者への譲渡や廃止する場合は、その旨を届け出る必要があります。また、市長からの調査要求に協力する義務もあります。

この助成制度は令和7年3月31日まで有効で、福岡市は引き続き市民と協働して、安全で安心な街づくりを推進していきます。興味のある市民や企業は、早めに申請手続きを進めることをお勧めします。

⇒ 詳しくは福岡市の道路・河川・下水道のWEBサイトへ

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