2024年11月29日
労務・人事ニュース
福岡県内28団体対象、地域活動を応援する助成事業の募集開始
福岡県 令和7年度 地域ボランティア活動支援のための助成事業について
令和7年度、「地域ボランティア活動支援のための助成事業」が開始されます。本事業は、地域に根ざしたボランティア活動を支援し、福祉コミュニティづくりを推進することを目的としています。この助成事業は、「社会福祉法人福岡県社会福祉協議会助成事業」を基盤に、「西部ガスホールディングス株式会社」と「一般財団法人福岡県職員互助会」の協力を得て実施されます。具体的には、「西部ガスボランティア助成プログラム」と「福岡県職員互助会ボランティア助成プログラム」を含む三つの柱で構成されています。
対象となる団体は、子どもの健全育成や高齢者・障がい者支援などの福祉活動、環境保全やまちづくり活動に取り組む団体です。これらの活動は地域住民の主体的な参加を促し、持続可能な福祉コミュニティの形成に寄与するものとされています。助成期間は決定年度を含む2年間で、助成額は1団体につき最大30万円が一括送金されます。本年度は、約28団体への助成が予定されています。
申請手続きには、市区町村の担当部署や教育委員会、または社会福祉協議会の推薦が必要です。ただし、NPO法人の場合、推薦を得られない場合でも、県または政令市からの認証通知を添付することで申請が可能です。申請の締切は令和6年12月13日で、推薦機関を通じた提出が求められています。その後、令和7年1月10日までに推薦が福岡県社会福祉協議会に提出され、2月下旬から3月にかけて書類の内容確認が行われます。5月下旬に審査委員会で審査が行われ、6月下旬に助成金交付式が実施される予定です。
助成金の審査は、助成事業審査委員会によって厳正に行われ、その結果は申請団体に通知されます。審査内容は非公開ですが、採択された団体は助成金交付式への代表者の出席が義務付けられています。
この助成事業では、過去に子ども支援、高齢者向けの交流プログラム、地域清掃活動など多岐にわたる活動が支援されてきました。今年度も引き続き、地域の課題解決に向けた活動を後押しし、福祉の向上と地域の活性化を目指します。興味のある団体は、早めに所管機関へ相談し、必要書類の準備を進めることをお勧めします。