労務・人事ニュース

≪第２期募集≫令和６年度 福岡県宿泊事業者生産性向上支援補助金

福岡県では、宿泊事業者の生産性向上を支援するための補助金の第2期募集を開始しました。この補助金は、福岡県中小企業生産性向上支援センターのサポートを受ける宿泊事業者（政令市を除く）を対象としています。宿泊税を活用し、県内宿泊業の持続的な成長と観光産業の高付加価値化を目指しています。

補助金の対象は、福岡県内（政令市を除く）で営業許可を受けた宿泊事業者であり、センターのアドバイザーの支援を受けて生産性向上に取り組む者となります。具体的には、旅館、ホテル、簡易宿所などの宿泊施設が対象です。ただし、国や地方公共団体が管理・運営する施設は対象外です。

補助金の対象となる事業は、センターのアドバイザーが作成する生産性向上支援計画に基づくものです。具体的な取り組み例としては、マーケティングを活用したサービスの付加価値や売上の向上、ITや機器を用いた業務効率化によるコスト削減などが挙げられます。

補助対象経費には、施設整備に必要な設計費や工事費、装置や器具、ソフトウェアの購入費および改良費、関連経費（運搬費、設置工事費など）、社員の人材育成研修費、労働環境改善費、業務改善費、新たなサービス展開のためのマーケティング調査費や広告宣伝費が含まれます。

補助金の補助率は対象経費の半額で、上限は300万円となっています。採択件数は約11件を予定しています。申請方法は郵送が基本で、持参する場合は事前連絡が必要です。

申請の流れは以下の通りです。まず、センターに支援の申込を行います。その後、アドバイザーと共に生産性向上に取り組み、現状分析や対策案の検討を経て支援対象事業が生産性向上に必要かつ効果的であると認められた場合に補助金の申請が可能となります。計画書の作成には1～2か月かかります。

申請期限は、センターへの支援申込書の提出が令和6年8月16日（金）12時まで、本補助金の申請書提出が令和6年10月16日（水）12時までです。補助金の交付決定日より前に発注や契約を行った事業については補助金が交付されないため注意が必要です。また、事業実施にかかる支払いも含め、令和7年3月10日までに完了しない場合、補助金は交付されません。

補助金に関する問い合わせや申請書の提出先は、福岡県中小企業生産性向上支援センターおよび福岡県商工部観光局観光政策課となります。事前相談は任意で、福岡県旅館ホテル生活衛生同業組合でも対応しています。

この補助金を活用することで、宿泊事業者は業務効率化やコスト削減、売上向上などを図り、福岡県の観光産業のさらなる発展に寄与することが期待されています。興味のある事業者はぜひこの機会を活用してみてください。

⇒ 詳しくは福岡県のWEBサイトへ